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コラム
ノアのこだわり 2 清潔と不潔
2014年3月4日 公開 / 2014年8月5日更新
歯科治療に用いる器材は、基本的に滅菌処理といって、100度以上の高熱によってか、もしくは薬剤によって付着した細菌を死滅させてから用いるのが一般的です。何故そんなことをするかと言うと、お口の中は人体の中で細菌の質、量ともにワースト1の場所であり、そのお口の中を綺麗にしたり、消毒したりする器材を患者さん一人一人に対して滅菌処理するのは、必要不可欠だからです。ちなみに、虫歯も歯周病も実は細菌の感染が大きな要因の一つなのです。
そこで問題になるのが、ユニット(患者さんが座る台)やキャビネット(いろいろな道具を入れる入れ物)など、術者が手を触れる場所にあり、加熱や薬液による滅菌処理ができないもの。大抵はアルコール綿花で拭くだけといった処理をしている歯科医院がほとんどですが、当院では、術者が触れる可能性のあるところには、ラッピングするか、透明のテープを貼って、患者さん毎にそれらを全てやり替えるようにしています。
空気中にも細菌は浮遊しているわけで、どこまでやっても完璧はあり得ませんが、出来るだけのことを一所懸命やるのもノアのこだわりの一つです。
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