ノアのこだわり 3 EXAM(イグザム)~診査・診断・治療計画~
以前、歯の治療をしてから、頭が痛くなった、吐き気がする、手足が痺れる、レントゲンをとってもどこも悪くないと言われる歯が痛い、などなど、原因がはっきりしない訴えをされる患者さんが時々おられます。
当院でお調べしてみると、大抵の場合、顎の関節自体に問題があったり、顎の関節の動きと咬み合わせの関係が狂っています。実は顎の関節は、単に顎を動かして食べ物を粉砕するだけでなく、人体で一番重い臓器であるにも関わらず、一番高いところにある頭部とそれを支える体部のバランスをとるという働きもあります。その顎が咬み合わせの不調や、左右の顎の偏った動かし方などの慢性的な良くない刺激を受け続けることで、本来の機能を果たせなくなってしまうことがあるのです。
その結果、歯に痛みが出たり、時には、頭痛や吐き気などの全身症状が発症することがあるようです。頭痛や吐き気、手足の痺れなどは、もちろん咬み合せや顎の関節の不調以外の原因も考えられますので、当院では、まず顎の調子を整えてみて、全身的な症状に変化があるかないか試してみることをお勧めしています。
顎の関節は、人体で唯一、同一方向に左右の独立した二つの関節が同調する必要があるという特性を持っています。生きることと一緒で、バランスを崩すと痛みや苦しみが生れます。そんな痛みや苦しみに根本的に対処してゆくのもノアのこだわりの一つです。