雨とコーヒー
わが社のコーヒードリッパーやペーパーフィルターの形には
ご存知のとおり「円すい形」と「扇形(台形)」とがあります。
古くから世間一般で知られていたペーパーフィルターの形は「扇形」の方で
今もなお、多くのコーヒー専門店でも使い続けられています。
また当時多くのコーヒーメーカーに使われていたのも「扇形」でしたね。 【写真】扇形コーヒーフィルター(イメージ)
それでは「円すい形」はどうかと言うと、こちらも誕生から50年を超える
歴史ある形なのですが、当時は業務店(当時の「喫茶店」など)を
主戦場にしておりましたので、なかなか家庭には普及していませんでした。 【写真】円すい形コーヒーフィルター(イメージ)
2016年に自社コーヒー器具ブランド「CAFEC(カフェック)」を立ち上げ
そのブランド第一号商品となったコーヒードリッパーが円すい形「フラワードリッパー」で
ペーパーフィルターが「アバカ円すいコーヒーフィルター」でした。
会社にとっても、大きな転換期でした。
そのCAFECブランドの商品開発の中で、わが社は「フラワーリブ」という
独自の抽出構造を確立させました。
その後のフラワードリッパーとアバカ円すいコーヒーフィルターは
みなさまからのご支持にも後押しされて、看板商品として成長しました。
その一方で「扇形商品はどうなってしまうのか?」とか
「三洋(産業)は扇形の製造、販売を辞めるつもりなのか」など
多くの方々から質問や確認もありました。
辞めるどころか、むしろもっと進化させたい!
私の答えは一つの商品開発にありました。
(次回②に続く)