円すい形と扇形(台形)について①

中塚茂次

中塚茂次

テーマ:コーヒーの【豆】知識

わが社のコーヒードリッパーやペーパーフィルターの形には
ご存知のとおり「円すい形」と「扇形(台形)」とがあります。

古くから世間一般で知られていたペーパーフィルターの形は「扇形」の方で
今もなお、多くのコーヒー専門店でも使い続けられています。
また当時多くのコーヒーメーカーに使われていたのも「扇形」でしたね。
扇形コーヒーフィルター(イメージ)     【写真】扇形コーヒーフィルター(イメージ)

それでは「円すい形」はどうかと言うと、こちらも誕生から50年を超える
歴史ある形なのですが、当時は業務店(当時の「喫茶店」など)を
主戦場にしておりましたので、なかなか家庭には普及していませんでした。
     【写真】円すい形コーヒーフィルター(イメージ)

2016年に自社コーヒー器具ブランド「CAFEC(カフェック)」を立ち上げ
そのブランド第一号商品となったコーヒードリッパーが円すい形「フラワードリッパー」で
ペーパーフィルターが「アバカ円すいコーヒーフィルター」でした。
会社にとっても、大きな転換期でした。

そのCAFECブランドの商品開発の中で、わが社は「フラワーリブ」という
独自の抽出構造を確立させました。
その後のフラワードリッパーとアバカ円すいコーヒーフィルターは
みなさまからのご支持にも後押しされて、看板商品として成長しました。

その一方で「扇形商品はどうなってしまうのか?」とか
「三洋(産業)は扇形の製造、販売を辞めるつもりなのか」など
多くの方々から質問や確認もありました。

辞めるどころか、むしろもっと進化させたい!
私の答えは一つの商品開発にありました。

(次回②に続く)

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中塚茂次
専門家

中塚茂次(コーヒーペーパーフィルター製造)

株式会社 三洋産業

豆の選び方や焙煎について、抽出方法など、美味しいコーヒーについての知識を、一人でも多くの人に広めて、豊かなライフスタイルを過ごして欲しいと願っています。

中塚茂次プロは大分朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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