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中塚茂次プロは大分朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

コーヒー豆の保存は「常温」?「冷凍」? その②

中塚茂次

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テーマ:コーヒーの【豆】知識

私もこのコーヒー豆の「保存」というテーマについて研究を続けております。
その中で先日一つの検証結果が出てきました。

同じコーヒー豆を常温と冷凍で真空パックして3ヵ月間経過したものを
それぞれ同じようにハンドドリップしてみました。
抽出の最初の「蒸らし」の際にその違いが分かります。

「蒸らし」とはハンドドリップの最初にコーヒー粉に万遍なくお湯を
掛けて、コーヒーのエキスを引っ張り出す準備のための作業です。


冷凍保存分はしっかりと膨らみ、十分な蒸らしが出来ましたが
常温保存分は膨らみが小さく、両方の抽出したコーヒーを飲み比べると
冷凍保存分はほとんど解凍前と変わらない香り、風味に対して
常温保存分はやや劣化(酸化)した香り、風味を感じました。

おそらく、焙煎直後のコーヒー豆を冷凍保存するとコーヒー豆が
いわば「仮死状態」になっているのではないかと思われます。

ただし、冷凍していたコーヒー豆は十分に解凍してから
抽出するように心掛けてください。
コーヒー豆が低温のままだと抽出時の温度も下がってしまい
味や風味がボヤけてしまいますので気をつけてくださいね!

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中塚茂次
専門家

中塚茂次(コーヒーペーパーフィルター製造)

株式会社 三洋産業

豆の選び方や焙煎について、抽出方法など、美味しいコーヒーについての知識を、一人でも多くの人に広めて、豊かなライフスタイルを過ごして欲しいと願っています。

中塚茂次プロは大分朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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