「コーヒー」と「カラダ」②
私もこのコーヒー豆の「保存」というテーマについて研究を続けております。
その中で先日一つの検証結果が出てきました。
同じコーヒー豆を常温と冷凍で真空パックして3ヵ月間経過したものを
それぞれ同じようにハンドドリップしてみました。
抽出の最初の「蒸らし」の際にその違いが分かります。
「蒸らし」とはハンドドリップの最初にコーヒー粉に万遍なくお湯を
掛けて、コーヒーのエキスを引っ張り出す準備のための作業です。
冷凍保存分はしっかりと膨らみ、十分な蒸らしが出来ましたが
常温保存分は膨らみが小さく、両方の抽出したコーヒーを飲み比べると
冷凍保存分はほとんど解凍前と変わらない香り、風味に対して
常温保存分はやや劣化(酸化)した香り、風味を感じました。
おそらく、焙煎直後のコーヒー豆を冷凍保存するとコーヒー豆が
いわば「仮死状態」になっているのではないかと思われます。
ただし、冷凍していたコーヒー豆は十分に解凍してから
抽出するように心掛けてください。
コーヒー豆が低温のままだと抽出時の温度も下がってしまい
味や風味がボヤけてしまいますので気をつけてくださいね!