オメガ シーマスター カレンダーファースト Cal.353
今回は前回に引き続きオメガ シーマスターGMTの修理オーバーホールのご紹介です。
今回は、時計機構の完成です。
地板はがんばって磨きました。かなり綺麗になったので、安心して使えます。
2番車、3番車、4番車、ガンギ車は、当然交換です。
実は香箱真から、ガンギ車までの輪列は中古ではなく新品を使用しました。修理代金を考えると中古部品を使って安価にしたいところですが、GMTですし、少しでもテンプの振りを上げるために中古は避けました。
振りを上げるためにアンクルも当然交換と思っていましたが、アンクルは奇跡的に使用できると判断いたしましたので、調整して使用いたしました。
前回完成しましたテンプをおさめ、時計が動きだしました。
ちなみに、1番受けと呼ばれる受けの裏側に手巻き時に使用する歯車群があるのですが、これもまた全滅で、歯車群はすべて交換です。
この一番受け廻りは当店の部品取りから歯車を取りますので、多少なりともお客様負担を軽くすることが、出来ました。
耐震装置を打ち変えましたのでテンプの振りが気になっていましたが、姿勢差もそこそこにまずまずの出来栄えです。
なんとか一段落つきました。
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