変えられない現実もある。そのとき、未来はどうする?

松尾聡子

松尾聡子

テーマ:生きづらさ

苦手な仕事、嫌いな人・・・
生きていると、避けられないことって
ありますよね。

こんな現実が変わってくれたら
どんなにストレスがなくなるだろう、

と思うものの
自分の力ではどうしようもないこともあります。

そんなときの心の持ち方、
そして、未来を変える方法をお伝えします。




●たとえば、電車が遅延したとき

今月の初めは
東京でカウンセリングだったのですが

何が大変かというと、
電車の遅延や停止です

長崎では車で
ゆったり通勤しているので

久しぶりの電車の過酷さが
身に染みます。

事故で止まってしまい、
運転再開してもノロノロ運転。

いつも以上の混雑で
そのせいで急病人が出てしまい
さらに遅れ、さらに混雑し・・・

まさに負のループです。

いったん乗ってしまったら
降りることも移動することもできず

ひたすらぎゅうぎゅう詰めの電車で
動くのをただ待つしかない状況です。



●選べないこと、選べること

こういうとき、周りの乗客を見てみると
いろんな人がいるのがわかります。

明らかにイライラしたり
ため息をついている人もいれば

ゲームをしたり
本を読んだりしている人、
あるいは仕事をしている人もいます。

電車が止まってしまって
閉じ込められているという、

その状況はもう「選べない」んですよね。

でも、その状況でどう過ごすか、
どう行動するかは「選べる」んです。

つまり、同じ時間を
イライラしてストレスをためる時間にするのか、

普段は忙しくてできないゲームを
楽しむ時間にするのか、

この時間に
スマホで返せるメールを返しまくって、
会社についたら
すぐに他の仕事に専念できるようにするのか、

私たちは、自分で
選ぶことができるんです。



●夫婦関係の場合では

夫婦関係でも
同じことが言えます。

たとえば、
したくないセックスを夫に求められて
毎日がつらいという状況があります。

夫が「夫婦にはセックスが何より大事なんだ!」
と思い込んでいる場合、

この状況は、
簡単には変わりません。

その場合に、
夫があきらめてくれるか、
夫の性欲がなくなるのをひたすら待つ、

という我慢の毎日を選ぶこともできます。

一方、この機会に、
夫との関係を見直して

夫婦関係の改善を目指す毎日を
選ぶこともできます。



●メリットもあれば、リスクもある

もちろん、どちらにも
メリットもあればリスクもあります。

我慢を重ねる生活は、
余計な波風を立てずにいられるという
メリットがあります。

ただ、夫は死ぬまであきらめてくれず、
性欲も衰えず、
ずーっと責め続けるかもしれないという
リスクもあります。

また、あきらめてくれたとしても
その時には夫婦の関係は
冷え切っているかもしれません。

夫婦の問題に取り組むことは、
夫婦の信頼関係と愛情を取り戻し
これから先の人生を変えてくれるでしょう。

でも、何かを変えていくには
今までに使わなかったエネルギーが必要だし、
新たな波風が立つかも、というリスクもあります。

また、頑張って取り組んでも
結局はわかりあえずに
離婚になるかもしれません。

そのリスクも踏まえて、
私たちは、自分が今、
この時間をどうやって過ごすかを
選ぶことができるんです。



●未来は、わからないけれど

未来がどうなるかは
誰にもわかりません。

そして、未来は、
今の積み重ねの先にしかありません。

環境も、状況も、相手も
変えられなくても

未来につながる「今」を
どう過ごすのか、
何をしていくのか

それは、自分で選んで
変えていくことができます。

今を変えて、
自分で未来をつくっていきませんか?

夫婦関係の今を変えていきたい方は
こちらもぜひ、参考にしてください。


◆書籍発売中!◆
『もう、洗面室に鍵はかけない』
~セックスしてもしなくても、夫婦でいたい~
詳細はこちらです。

アマゾンでもご購入いただけます。
アマゾンのページはこちらです。


リンクをコピーしました

Mybestpro Members

松尾聡子
専門家

松尾聡子(カウンセラー)

Le Port(ル・ポール)

聞いて終わりではない、変化を起こすカウンセリング。知識だけではなく、実際に普段の生活ですぐに役立つ心のスキルを伝える講座。

松尾聡子プロは長崎文化放送が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

夫婦関係のカウンセリングのプロ

松尾聡子プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼