愛情は安売りしちゃダメ?
夫と会話していて、
何度も同じことを言わなくちゃいけないとき、
イライラしちゃいますよね。
今日は、そんなときに
イライラせずに、
でも、きちんと伝わる方法について
ご紹介します。
●ついつい責めてしまうとき
先日の講座でも
「何度も同じことを言わなきゃいけないとき、
イライラしちゃいます。
どんなふうに言ったらいいでしょう?」
という質問がありました。
たしかに、
前にも同じことを言ったはずなのに
夫がぜんぜん覚えてなかったとか、
まるでやってくれてないとき、
いら~っとしますよね。
ついつい
「前にも言ったと思うんだけど!」
「はぁ・・・(ため息)」
「あのさ、何度も言わせないでくれる?」
「私の話、聞いてた?」
というように、
うんざりやイライラの感情が出て、
責めている口調になってしまいます。
●責められたときに起きていること
そして、責められると
どうなるか、というと
人は自分を守るために、
防御の姿勢に入ります。
つまり、攻撃する言葉から
耳を塞いでしまうんです。
なので、言葉が届かないんです。
さらに、自分を守る行動として
言い訳をしたり
反撃したりするので
お互いに不快な感じで
終わっちゃいます。
そういう不快な感情の積み重ねは
できるだけ少ない方がいいですね。
では、こういうとき、
なんと言ったらいいのでしょうか?
●「責めない伝え方」のコツとは
ついつい責めてしまいそうなときの
「責めない伝え方」のコツは
「事実を淡々と伝える」
ということです。
先ほどの例の中では
「前にも言ったと思うんだけど!」
という言い方は、
確かに、事実を伝えている言葉です。
ただ、最後の「!」は感情的なので、
そこは淡々と言うことが大事です。
が、淡々と言ったとしても、
ちょっと責めてる雰囲気が
醸し出されてしまいます。
その理由は、
最後が「~けど」という
否定形で終わっているから、なんです。
否定語って、どうしても
相手を否定している印象になるので
こんなふうに、
相手にとってネガティブなことを
伝えるときは
より、相手に
警戒させてしまうんです。
●否定語で終わらせないためのポイント
では、どうするか、というと
「否定語で終わらせない言い方」
にすればバッチリです。
たとえば
「前にも言ったと思うんだけど、覚えてる?」
というように、
「~けど」で終わらせずに
「覚えてる?」をプラスすることで
責めてる感じではなく
確認してる感じになります。
ほかには
「忘れてるかもしれないから、もう一度言うね」
というのもオススメです。
いずれも、相手が「忘れてる」と
決めつけてないところがポイントです。
忘れてるかどうか
わからないけど
「私が」不安だから
「確認させてね」とか
「もう一度言うね」
というニュアンスになるので
相手も「責められてる」
と感じずに
「あ、そういえば、前も言われたかも」
と、こっそり自分を
省みることもできます。
●ちょっとした工夫で、ご機嫌な時間を増やす
こんなふうに、
ちょっとした言葉の使い方で
伝える内容は同じでも
ギスギスさせることもできるし
和やかに話を進めることもできます。
どうせ同じことを伝えるなら、
お互いに気持ちよく
そして、ちゃんと伝わる言い方で
伝えられると嬉しいですね。
一緒に暮らす夫婦だからこそ、
こういう気遣いを大事に
家族のご機嫌な時間を
増やしていきましょう。
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