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コラム

夫婦の会話を良好にする秘訣は、〇〇を上げること!

2022年12月7日

テーマ:コミュニケーション

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

「夫との会話が弾まなくて、二人でいる時間が憂鬱・・・」

「子どもが独立して、夫婦二人だけの生活になったらどうしよう」

そういう不安、カウンセリングの場面だけではなく
ふだんの雑談の中でもよく聞きます。

憂鬱だからといって
心のままにむすーっとしてると
どんどん距離が広がりそうだし、

とりあえず、会話が楽しい感じになって

二人でいる時間が
苦ではなくなるといいですよね。

ちなみに
今日のタイトルをご覧になって

「〇〇を上げる」には
何が入ると思いますか?


●たとえば・・・

「テンションを上げる」とか

「夫への愛情を上げる」とか

思いついた方も
いらっしゃるかもしれません。

もちろん、それもOKです。

ただ、一緒にいて憂鬱だったり
気が乗らないときに

テンションを上げるのは
なかなか難しいものです。

愛情にいたっては
もっと難しいかもしれませんね。

そこで、もっと簡単な方法を見つけました。

見つけた、というか

チコちゃんにヒントをもらったので
今日はそれをご紹介したいと思います。


●「なぜ人は拍手をするのか?」

NHKの「チコちゃんに叱られる!」
という番組で

「なぜ人は拍手するのか」が
テーマの回がありました。

結論を簡単にご説明すると

もともと、人は手の届かない相手に
(舞台上のスターやアスリートなど)

友好的な気持ちを伝えようとするときに
「音を出す」そうなんですね。

その時、高い音は
「友好的で、敵対してない」
という気持ちを伝え、

低い音は、相手に対する
「否定的な気持ち、敵対する気持ち」
を伝えるそうです。

たしかに、コンサートで
「キャー!」という声援は高い声ですし
拍手も高い音が出ます。

逆に、ブーイングや
足を踏み鳴らして威嚇するときの音は
低い音になります。

という内容の番組を
なんとなく聞き流していたのですが

ふと、思ったんですよね。

これって、ふだんのコミュニケーションにも
使えるなあって。


●使い方の例

たとえば、夫が帰宅したとき

「おかえりー↓」と低い声で言った場合と、

「おかえりー↑」と少し高めのトーンで
言う場合を想像してみてください。

同じ「おかえりー」というワードですが

夫の気分も、自分の気分も
ずいぶん変わりそうじゃないですか?

特に、夫が料理など
家事をやってくれたときも

ちょっと高めのトーンで
「うわー、ありがとう!」と言ってみる。

チコちゃんの技を使うなら

同時に手をたたいて拍手しながら
「助かるー♪」なんて言ってみると

きっと、さらに効果は抜群のはずです。


●気持ちが伴わなくてもOK!

ちなみに、このときに
感情がついてこなくても全然大丈夫です。

夫が帰ってきたときに

「ああ、もう帰ってきた(うんざり)」
と思っていても、

声だけ、高いトーンで
「おかえりー」でOKです。

講座やカウンセリングでも
お伝えしているのですが、

どうしても気持ちがついていかないときは

無理してポジティブに考えるなど、
気持ちを変えようとするよりも

先に、身体の状態から変えることで、
気持ちがついてきます。

その方がラクだし、早いんです。

ぜひ、お試しくださいね。

夫婦のコミュニケーション改善の秘訣は
こちらにも!

この記事を書いたプロ

松尾聡子

夫婦関係のカウンセリングのプロ

松尾聡子(Le Port(ル・ポール))

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