夫と話し合うより、我慢したほうがいい?

松尾聡子

松尾聡子

テーマ:夫婦関係の悩み

●夫と話し合いたいと思ったけれど……

「心にひっかかっている
夫への不安や不満など、ちゃんと話し合いたい」

そう思うこと、ありませんか?

たとえば、
家事の分担を決めたい、とか

以前の浮気について
今はどうなったのか聞きたい、とか

最近、家政婦のように扱われてるけど
自分のことをどう思っているのか、とか。

でも、そういう思いを第三者に相談すると

「話し合いはしないほうがいい」
と言われることがあります。

話し合いをして
さらに関係が悪くなるよりは

今のまま、
何も言わずに我慢をしていたほうがいい。

という考え方です。

話し合いをするリスクを取るより
我慢する力をつけたほうがいい、
というわけですね。

こういうアドバイスをされたという方、
意外と多いです。

波風立てずに。

こっちが大人になった方がいい。

負けるが勝ち。

みたいな感じです。


●不満を持つ私が悪いの?


でも、心のモヤモヤはたまるばかりです。
もちろん、問題は何も解決しません。

これ以上、状況が悪くならないように
我慢する力やコツを
身につけるように言われても

すでに我慢することがつらいから
悩んでいるわけです。

だから「我慢できない自分が悪い」

「私が我慢できなくて不満をためているから
解決できないんだ」

というふうに、
さらに自分を責めて

心の中はさらにつらい状況になります。

だけど、周りから見ると
夫は問題に気づかずに普通に過ごせるし

夫婦仲も一見、
穏やかに見えるものです。

妻の心の中だけが
荒れているという状態です。


●うまくいかないなら、うまくいかせればいい


「問題解決のためには
話し合いをしないほうがいい」

という考え方には

「うまくいく話し合いなんてできない」
という前提があります。

でも、それも不思議ですよね。

未来がどうなるか、なんて
超能力者でもなければ、わかるはずがないのに

話し合いをする前から
「うまくいかない」
と決めているわけですから。

それならば、
「うまくいくような話し合いをすればいい」

それだけのことです。

たしかに、今までの話し合いは
うまくいかなかったかもしれません。

でもそれは、
今までの話し合いの方法が
うまくいかなかっただけです。

変えるポイントはたくさんあります。

・話し合いのタイミング

・話し合いをするときのマインドを整えること

・堂々巡りになるパターンを変える言葉の使い方

・相手が聞いてくれるような責めない言い方

・言いたいことが伝わるような話の順序

などなど
やってないことは、
まだまだたくさんあるはずです。


●エネルギーの方向性を変えてみませんか?


うまくいかない状況をそのままにしておいて
自然とうまくいくことはありません。

どちらかの我慢の上にある「平穏な生活」は
とても危ういものです。

「我慢をするエネルギー」を
「わかり合うエネルギー」に変えてみませんか?

夫婦の会話がうまくいくためのヒントは
こちらでも詳しくお伝えしています。

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松尾聡子
専門家

松尾聡子(カウンセラー)

Le Port(ル・ポール)

聞いて終わりではない、変化を起こすカウンセリング。知識だけではなく、実際に普段の生活ですぐに役立つ心のスキルを伝える講座。

松尾聡子プロは長崎文化放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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