「そんなにイヤなら、離婚すればいいじゃない」と言われるけれど

松尾聡子

松尾聡子

テーマ:離婚

●「そんなにイヤなら、離婚すればいいじゃない」

夫婦関係のことを相談したときに、
そんなふうに言われたことはありませんか?

「そんな結婚生活続けてて、意味あるの?
別れた方がお互いのためよ」

・・・たしかに、そうかもしれませんね。

もう、夫に対して
愛情があるのかどうかもわからない。

子どものために、お金のために、
世間体のために続けているような結婚なら、
やめた方がいいのかも。

頭ではそう思っていても、
どうしても割り切れない思いがあるのならば。

そこにある「割り切れない思い」に
耳を傾けてみる時が来たのかもしれません。


●「何が」引っかかっているのかな?

「何が」離婚することに
ブレーキをかけているのかな?

その「何か」は、人それぞれです。

たとえば、一人で暮らしていくことへの経済的な不安。

できれば働きたくない、という気持ち。

片親になることへのネガティブなイメージ。

親を悲しませたくない気持ち。

友だちや周囲の人からの偏見。

夫婦が仲良かったころの記憶。

結婚に失敗したと思いたくないプライド・・・

その「何か」を見つけることで

あなたにとって、結婚というものが
どんな意味を持つのかが見えてきます。

それは、他の人から見て
つまんないものでも、かっこ悪いものでも、関係ない。

「あなたにとって」大事なら、
誰がなんと言おうと、それを大事に扱いましょう。


●自分にとって大事なものに気づくチャンス

あなたにとって、
夫の存在はどういうものなのか。

お金ってなんだろう?

自分にとって働くことって何?

子どもにとって本当の幸せって?

あなたの人生にとって、
何が大事なのかを見つめなおすチャンスです。

そして、大事なものの
優先順位にも気づくことができます。

たとえば、夫のことがすごく嫌いだけど、

働くことの方がもっと嫌いなんだ、
ということに気づくかもしれません。

そうしたら、お金のために結婚生活を続けよう!
と腹をくくることができますね。


●自分の都合で腹をくくったら

ここで、大事なことは
「お金のため」に結婚生活を続けることは
あくまでも「自分の優先順位」であり「自分の都合」です。

自分の都合に合わせてもらうわけですから
相手にも相手にもこの生活がいいな、
と思ってもらえるように

毎日の暮らしを、お互いが心地よく、
ご機嫌で過ごせるようにした方がいいですよね。

それが、お金のために一緒にいることにした
夫に対しての礼儀でもあります。

もし、お子さんがいらっしゃった場合は

お子さんの心の健やかな成長のためにも
家庭環境を整えることは大事です。


●離婚を決めたとしても

お金とか世間体とかよりも
この人と一緒に生きる人生は嫌だ!と思えたら

腹をくくって離婚できます。

そのときにはきっと、
働くことにも前向きになれるはずです。

大事なことは、
自分が何を大事にしているのかを知ること。

そして、それに優先順位をつけること。

悩んでいるときほど、
シンプルに考えてみませんか?

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松尾聡子
専門家

松尾聡子(カウンセラー)

Le Port(ル・ポール)

聞いて終わりではない、変化を起こすカウンセリング。知識だけではなく、実際に普段の生活ですぐに役立つ心のスキルを伝える講座。

松尾聡子プロは長崎文化放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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