「できる人」と「できた人」との違いとは!?

「手抜き」という「悪魔のささやき」に耳を
貸してはいけない。
日々さらなる向上を目指し日々「仕事のコツ」を
掴もうと努力し続ける人がいる。
一方、もう仕事は全部覚えたから、なんとか楽が
できないかと「その場しのぎ」や「手抜き」に
腐心する人もいる。
あなたの周りの人は、どうだろうか?
誰しも入社した頃は、必死に仕事を覚えようと
努力し続けたはずだ。
ところが、しばらくして、ある程度のレベルの
仕事ができるようになる。
すると不思議とその人の持つ本来の特質というか
性格が表に顔を出すことがある。
当然だが、「仕事のコツ」と「その場しのぎの手抜」
その二つは、まったく別物だ。
しかし、一歩間違うと同じようにみえてしまう
ことがなくはない。
そもそも仕事の質を高めるのがコツで、仕事の質を
低下させるのが、その場しのぎなのだが・・・
たまに「その場しのぎの手抜」は「効率がいい」と
いう仮面をかぶることがある。
だから、一時的に見誤ってしまう可能性も否定
できない。
では、ここで具体的な例をあげてみよう。
お客様を訪問する営業の仕事をイメージして欲しい。
新人の頃は、何を聞かれても良いように必死に悩んで
調べて準備するだろう。
それこそ、カタログや参考資料をカバンにいっぱい
詰め込んで訪問するわけだ。
ところが、次第にパンフや資料を持って行くのが
邪魔臭いからと億劫になっていく。
そうなると段々カバンの中身もどんどん軽くなって
いく。
さらに、訪問の目的や商談イメージも考えることなく、
惰性で訪問するようになってしまう。
こうなると、顧客に質問なり要望を受けてもすぐに
対応できるにも関わらず
「メーカーから取り寄せないといけないので2~3日
かかります」と返答したりと・・・・。
実際には会社にあるのに。
こんなその場しのぎや手抜が横行しだすと、仕事の
基準が甘くなり、「これくらいいいだろう」とその
質の低下に歯止めが効かなくなっていくから怖い。
こういった仕事への考え方を持っている人は、
割とほどほどに仕事ができて、物知りでしゃべりも
うまかったりするから始末が悪い。
故に、期待されるほど、今ひとつ成果がでないって
ことがが多い。
また、こういう人に限って、「仕事は効率的に要領
良くやんなきゃね!」とうそぶいたりする。
ましてや、あろう事かコツコツ真面目に努力して
いる人に言ったりするからなお始末が悪い。
あなたの周囲には、そんな無責任な人はいない
だろうか?
仮にいたにしても、そんな「悪魔のささやき」に
決して耳を傾けてはいけません。
だとすれば、それは、結局仕事に対する姿勢の
違いということになるのだろう。
愚直に根気強く努力することこそが、あなたを成長
させることになることは間違いありませんから。



