リーダー育成「7・2・1」の経験則
ハッキリ言ってしまえば、人間は元来
利己的です。
それは、色んな対人関係の中で姿を
あらわします。
例えば、夫婦、恋人、友人、上司と
部下等々。
しかも、お互いがそれぞれ同じように
感じている場合が多いわけです。
その代表的な例が、
「こんなにやってあげているのに・・・。」
「毎日の残業に休日出勤して、こんなに
働いているのに・・・。」
「私は家事や子育てに姑の相手こんなに
やっているのに・・・。」
いずれの場合も自分の方が相手より
はるかにやってあげていると感じて
いるわけです。
なぜ、このようなすれ違いが起るので
しょうか?
それは、人間が元々快楽主義である
ことに一因があるようです。
さて、ここで質問です。
自分が助けてあげている。
相手に助けてもらっている。
さてあなたはどちらの言葉に心地
良さを感じるでしょうか?
大半の人が前者の方だと感じるのでは
ないでしょうか?
恩を売るのは、心地良いけど。
なんか借りを作るのは・・・・・
ちょっと重荷にだなみたいな。
そして脳は、都合の悪い記憶は
どんどん忘れようとする習性がある
ようです。
脳には、そんな利己的な働きが
元々備わっているということです。
だからこそ、相手にやってもらった事
より、自分がやってあげた記憶の方を
多く覚えているわけです
最近、どうにも人間関係がぎくしゃく
しているなって感じたらどうでしょうか。
日頃相手がやってくれたことをノートに
書き出してみてはいかがでしょうか?
すると不思議なことに相手が結構
やってくれてることに気づかされる
かもしれませんね。