リーダー育成「7・2・1」の経験則
「私は絶対に正しい、どう考えても正しい」
だから、あいつの間違えを正してやりたいと
意見したとします。
もちろん、数学の答えのように最初から
厳然と決まっている話は別ですが・・・。
さて、結果はどうなるでしょうか?
恐らくうまくいかない可能性が高い気が
しませんか?
なぜなら、「正しさ」と「間違い」は
ワンセット(メニュー)なんです。
よく考えてみれば分かることですが、
間違っている人が消えると相対的に
正しい自分も消えてしまいます。
でも、それじゃお互いが困るわけです。
なので、きっと相手も自分の「正しさ」を
決して手放しはしないはずです。
あろうことか、全力であなたに反撃してくる
かもしれません。
とどのつまり、自分がやっていることが
ブーメランとなって自身が経験する羽目に
なってしまうわけです。
とは言っても、「そんな事は無い」彼奴は
自分の間違いを認めた、謝罪してきたという
ことがあるかもしれません。
でもそれって、相手の本心なのでしょうか?
多分ですが、無闇な衝突を避けるために
その場は一旦引き下がった可能性が高くは
ないでしょうか?
だとすれば、「正しさ」という刀を振り
回している限り安らかなる現実は永遠に
やってこない気がします。
白を黒だと言われても「はい、そうですね
(あなたにはそう見えているんですね)」と
放っておけれるようになれれば、安らかなる
自分を手に入れられるようになりそうだと
思いませんか?