ノセ上手は、よいリーダーの条件か?
企業の寿命といえば、
5年続く企業は15%
10年続く企業は5%
30年続く企業は1%
ゆえに、企業の寿命は30年と
専ら言われているようです。
しかし、そんななかにあって
100年、200年と続く企業が
あるのも事実です。
そこで特筆すべきなのは、
そんな長寿企業の大半が日本の
会社だということです。
ある調査によると日本では、
創業1000年以上の企業は7社余り
あると言われています。
他には、
500年以上が32 社、
200年以上3146社、
100年以上では5万社余り
あるとのことです。
世界でも類を見ない長寿企業国家
それが日本なのです。
ちなみに200年以上続く企業の国別
ランキングは、
1位 日本 3146社
2位 ドイツ 837社
3位 オランダ 222社
4位 フランス 196社
日本が圧倒的にぶっちぎりの第一位
です。まさに脅威の数字です。
要するに、長寿企業の大半が日本企業
だという事実です。
では、その長寿の理由となんでしょう?
様々な理由があるとは思いますが、
以下のようなことが上げられるのでは
ないでしょうか。
「本業重視」
「信頼経営」
「透徹した職人精神」
「血縁 を越えた後継者選び」
「保守的な企業運用」
「外国からの侵略が少なかった」
「職人を尊重する社会的雰囲気」など。
しかし、根源的な理由は別にあると
考えます。
それは、日本人の民族性によるところが
大きいのではないでしょうか?
歴史的に見て、日本にはいわゆる(易姓)
革命というものが起こったことがありません。
(易姓)革命が起きる国では、古い体制、
価値観は徹底的に否定され抹殺されます。
しかし、日本では事実上の革命はおきて
いません。
色々と体制が変わったにしても、数千年間
ずっと日本は日本であり続けています。
それ故に、古きと新しきものが共存する国
でもあるのです。
だからどれだけ世の中が変わっても、
古いものが「生き残る」「尊敬される」
という土壌が脈々と続いているとも
言えるでしょう。
また、国家そのものが長く続き、
そこに誕生した企業も長く存在し
続けることができる環境が整って
いたわけです。
ただし、20世紀後半からこのような
日本の民族性がグローバル社会の中で
大きな弱みだと言われ続けてきました。
本当にそうなのでしょうか?
確かに革命が起きないということは、
別の言い方をすれば。パラダイムシフト
が起きにくいとも言えます。
新しいことを始めたり、新しい価値観を
持ち込むことが他国と比べれば難しい国
と言えるのかもしれません。
しかし、このような日本の民族性は
本当に弱みなんでしょうか?
あなたはどう思われるでしょうか?