意志の力は、意外に当てにならない
満足と不満足は、同じコインの表裏です。
そして、1枚のコインの裏表を両方同時に
見ることはできません。
私達は、無意識に「満たされることはない」
ということに気づいています。
それとは逆に、満足した自分で在り続ける
ことができないことも知っています。
なぜなら、満足と不満足は同じコインの
表裏の関係だからです。
もし、あなたが何かに満足したと感じた
としても次にやってくるのは満足して
いないあなたです。
私は、常に満足だけを選択することが
できると言ったところで・・・。
そんな虫のいい話は、いくら望もうが
不可能です。
その瞬間満足できたとしても、全ては
流れる雲のようなもので、やがて消えて
いきます。
この仕組みには、私達は抗いようも
ありません。
そもそも満たされることのない仕組み
の中で、満たされようと、必死に藻掻
いてしまうのが自我(人)です。
それはまるで、チェーンの外れた
自転車を一生懸命に漕いでいるのに
似ているのかもしれません。
なんだか身も蓋もない話ですが、
満足、不満足の無限ループから抜け
出す方法ってあると思いますか?