無から生じ、無心に生きて、無に帰る
好き嫌いに惑わされない
どんなに修行し、悟ったとしても
おそらく嫌いな人は目の前から
いなくならないだろう。
心の中には、どうやら好き嫌いの
コインのようなものがあるようです。
言わば、善悪のジャッジをする
観念といわれるものです。
例えば、「あの人は私を認めて
くれない、だから嫌いだ。」
こんな感じでしょうか?
そして、ある日その相手が認めて
くれると、コインは「好き」に
くるりとひっくり返ります。
なんか都合良い話ですけど、
大方そんなもんです。
この好き嫌いのコインは、自己否定
や承認の欲求の象徴です。
このコインが消えていくとだんだん
心も身軽になり、やがて姿を消して
しまうかもしれません。
だから、感情に振り回される
・好きな人
・嫌いな人
という人間関係ではなく、
・関心がある人
・関心がない人
と一歩引いて冷静に観察できる
ようになると感情に振り回される
ことも減ると思います。




