「計画は、不要だ」それって本当にホント!?
「君は本当に段取りが悪いな!」
続けて、「段取り八分って言う
だろう!もっと考えて仕事をしろよ」
なんて、上司から叱られた経験の
あるビジネスパーソンもいるんじゃ
ないだろうか?
正直、上司に言われるまでもなく
自分の段取り不足だったことは
誰よりも自分がよくわかっている。
そもそも、ちゃんと段取りする
とは、具体的にどうすることを
いうのだろう?
そんな疑問を持つビジネスパーソンも
いるのではないか?
一方、世の中には、段取り良くしかも
テキパキ仕事をこなしている人がいる
のも事実だ。
そこには、どんな違いがあるのだろう?
例えば、段取りが良くなるコツとか、
考え方の秘密があるのだろうか?
ところで、こんな言葉を聞いたことは
ないだろうか?
「きれいさちこ行動」というものだ。
実は、これは段取りよくなるための
6つの行動の表す頭文字だ。
それは、
1 き・・聞いておくこと
2 れ・・連絡しておくこと
3 い・・依頼しておくこと
4 さ・・作業すること
5 ち・・調査しておくこと
6 こ・・交渉しておくこと
このそれぞれの頭文字を並べると
「き・れ・い・さ・ち・こ」となる
わけだ。
ここで、ある仕事を実際に段取りする
という場面を思い浮かべて欲しい。
まずは、思いつくことをリストアップ
して紙に書き出してみる。
もう、これ以上は思いつかないという
ところまで搾り出す。
次に、段取りに抜けがないかチェック
する。
実は、その時のチェックに威力を発揮
するのが、ここでご紹介した
「きれいさちこ行動」です。
書き出したリストを見ながら、
1 誰かに(き)聞いておくことで抜けは
ないか?
2 誰かにひとこと(れ)連絡しておくこと
で抜けはないか?
3 誰かに(い)依頼しておくことで抜けは
ないか?
4 自分で(さ)作業することはないか?
5 何か(ち)調査しておいた方がいいこと
はないか?
6 誰かに(こ)交渉しておいた方がいいこと
はないか?
この視点でチェックすると、
・抜けている行動を捕捉し、
・段取りを完璧なものにする
ことができるわけです。
実は、ここからが結構キモだ。
リストアップが終わって、
さあ行動!という時
いきなり、4「自分で作業することは
ないか?」から行動しないということ
が大切なポイントだ。
1、2、3、8の対人の行動から始める
ことがコツだ。
例えば、
1の誰かに聞いてみたら、4や5が不要に
なる場合だってありえるからだ。
そして、2の誰かに依頼したら4や5が
なくなる場合だってあり得る。
実は、仕事の進め方の悪いビジネス
パーソンほどど4、5から取りかかる
傾向があるようだ。
あなたにも、心当たりはないだろうか?
要は、上司・部下・他部門などの周囲の
力をうまく使うことこそが、真の段取り
上手言える。
別の言い方をすれば、マネジメント上手
ということだ。
具体的には、仕事に取りかかる前に、
毎朝、10分間だけ
「きれいさちこ行動」の視点で、
考えてみよう!ってことです。
間違ってもその時、決して自分だけで
全部やろうなんて思わないことです。
周りの協力をいかに取り付けるかも
段取力アップには必須ですから。
それこそ管理者(マネージャー)に
求められるものですよね
これを実行すれば、あなたの段取り力は
格段にアップするはずだ!!