手札が悪いと悪態をついたところで
納期とは何?
そもそも「納期」とはなんでしょうか?
それは、読んで字のごとく納入期限
の略です。
例えば、上司から仕事の依頼を受けた
場合、それを完了させる期限を意味
するだろう。
しかし、ビジネスの世界ではそれだけ
では足りない。
「仕事における納期」とは?
「仕事における納期」とは、
上司(顧客)が求める水準を満たした
品質で、仕事を完了させる期限だと
定義したい。
もちろん、そんなの当たり前だと
言われれば、
反論の余地はありませんが・・・。
ただ、ここで言いたいのは、
ことの本質を理解しているかって
ことです。
例えば、上司から「○○さん、この
データを来週の会議で使いたいんで、
明後日までにまとめといて」という
指示を受けたとします。
そして、あなたは明後日に、上司の
ところへ依頼された資料を提出
しました。
その時、上司の反応は?
パターン1
「う〜ん、ここは詳しく
欲しかったんだけど
他はいらないんだよね。でも、
もう間に合わないからな・・」
パターン2
「えっ、こんなに詳しくは
いらなかったんだけど・・・
どんだけ時間かけたんだよ
どうしようもないな・・・」
パターン3
「なんなんだこれは?
データを集計しただけじゃ
ないか、
こんなんだったら、
君に頼まなくても新人でも
できるだろう・・」
さて、あなたの仕事は、このパターン
1〜3のうちどれに当てはまるだろうか?
パターン1は、仕事が浅すぎ
パターン2は、無駄が多すぎ
パターン3は、仕事が簡単すぎる
いったいなんでこんなことが起こる
のでしょうか?
結論から言うと、上司(顧客)が
求めている仕事の水準が分かって
いないことに尽きるわけです。
だからこそ、自己満足はあったにせよ
相手から見れば、パターン1〜3の内の
いずれかの仕事になってしまうわけです。
では、どうすれば良かったのでしょうか?
まず、最初の指示の時点で、求められる
仕事の水準を具体的に確認することは
当然でしょう。
そして、さらにもう一歩、途中報告で
「今こういう感じですが、これでいい
ですか?」と確認を取りながらやる
ことが大切なのです。
仕事のできる人の納期の捉え方とは?
仕事のできる人は、この上司(顧客)の
求める水準を満たした品質がどの程度
なのか?を確認するのが上手いとも
言えるだろう。
だから、必要のない仕事に無駄な時間を
使わない。
逆に、必要な仕事にはじっくり時間を
かけて品質を高めることに手を抜かない。
いわゆる、メリハリが効いているわけだ。
だから、単に言われた事を「はい!」と
受けるだけではだめだとも言える。
要は、頭を使わなくては、いい仕事は
できないという結論になるわけだ。
あなたは、仕事の納期に何か工夫して
いることありますか?