周りから協力して貰える人、貰えない人の差
「One for all all for one」 の本当の意味は?
「One for all all for one」
そもそも、この名言は、日本では
ラグビーの精神を表す言葉として
有名です。
元々は、アレクサンドル・デュマの
小説、三銃士での言葉です。
一般に「一人は全員のために、
全員は一人のために」と訳されて
います。
ところが、実際は、違訳のようです。
なぜなら、後半の「one」は勝利とか
目的と訳す方が適当なのです。
なので本来は、「一人は全員のために、
全員は勝利のために」と訳す方が原文
の意味に近いようです。
つまり、
・一人一人が全員のために責任を
果たす人間になる、
・そんな一人一人が集まって全員で
勝利に向けて一丸となって進んでいく
ということになります。
それが本来の意味なんですよね。
ところで、少々穿った見方かも
しれませんが、
「一人が全員のために全員が
一人のために」だと
向かうべき目的も不明確だし、
どうも他者依存的な感じがする
のは私だけでしょうか?
思うにまずは、一人一人が自立し
責任を果たすこと
そして、チーム一丸となって勝利を
掴むために立ち向かっていくことが
重要ではないでしょうか。
だとすれば、その目的を果たすために
「全員が一人のために」だったら
しっくり腹に落ちる気がします。
「自分のために」では、心が折れやすい?
人は、本能的には「自分ために」
がんばる動物であり、
しかも損得にはめっぽう目利きが
きく動物でもあります。
ただし、この「自分ために」は、
意外と脆い
あなたが困難に立ち向かわざるを
得ないとき「自分のために」では
心が折れる可能性がかなり高い。
心が折れない一番の特効薬は?
心が折れない一番の特効薬は
「誰かのために」という大義名分です。
その効果は、「死」を賭してでも
困難に立ち向かうことだってある
くらい強力なのです。
家族、恋人、親友、親だったり、
世界平和というバカでかいもの
だったり、
「誰かのために」の「誰か」に
コミットできている人は桁外れに
強いのです。
エネルギーは信念、触媒は情熱と使命感
エネルギーは信念であり、触媒は
燃えたぎるような情熱や使命感です。
経営者やリーダーとして成功した
多くに共通していることは、
揺るぎない信念を持って行動して
いるということです。
「信仰は山をも動かすことが出来る」と
聖書に書かれていますが、
自分の事業なり新商品開発なりに信念
を持って行動する経営者やリーダーが
成功するのはむべなるかなと。
毎年、たくさんの若者達が新入社員として
社会に羽ばたいていきます。
中には、いずれはトップの座につきたいと
望んでいる若者もいることでしょう。
残念ながら、彼らの大多数はトップの座に
達するのに必要な信念を持ち合わせては
いません。
当然の結果として、多くがトップには行き
着くことができないわけです。
もちろん、トップになることだけが成功
ではありません。
だからと言って、なりたい自分になる
ことや自分らしい人生を歩むことを
否定するのは皆無なはずです。
これから人生に起こる避けがたい多くの
困難を自らの信念をエネルギーとし、
情熱と使命感を持って果敢にチャレンジ
して欲しいと願うばかりです。