転倒予防のポイント
労働災害の変遷
労働災害は、以前は設備災害が大半を占めていましたが、その数は年々少なくなり、最近では腰痛や転倒による労働災害の数が増えてきています。
また、高齢就労者の増加に伴う就労者の平均年齢の高齢化などにより、身体機能の低下が労働災害に及ぼす影響などについても指摘されてきております。
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_33256.html
こどもの体力低下が叫ばれて久しいですが、子どものロコモに代表されるように、身体機能が低下し、身体に何かしらの不調を抱えている人が
機能を改善することなく社会に輩出され、業務による長時間の座位姿勢腰痛や、重量物の運搬、介護などにより腰痛を発症することもあります。
高齢就労者だけでなく若年者においても、労働災害における腰痛予防や転倒予防は、喫緊の課題となっています。
腰痛予防と転倒予防
腰痛予防や転倒予防については、理学療法士の専門分野です。理学療法士は、身体機能を評価し、腰痛や転倒に対して影響を与えている身体機能や
運動機能を改善し、エクササイズや動作指導を元に、痛みに影響を与えている動作を改善に導いていきます。業務における動作特性に対応出来ますので
結果として腰痛や転倒などの事故が発生する前に未然に防ぐことが出来ます。腰痛などの症状が出ている方の症状の程度を判断することもできますので
必要に応じて早期に医師に診察を受けるべきかどうか、アドバイスをすることも出来ます。
補助金などの利用を
厚生労働省では、エイジフレンドリー補助金を数年前から実施しており、今年度についても、その枠を拡大できるように準備を進めて頂いています。
https://www.pt-ot-st.net/index.php/topics/detail/1587
さらに宮崎産業保健総合支援センターでは、「職場の転倒災害防止と腰痛予防対策」の目的で、理学療法士を派遣する支援を行っております。
https://www.miyazakis.johas.go.jp/sanpo_column/sanpo_column-12478/
是非、こうした支援のご利用をご検討いただき、労働災害の予防にお役立ていただければ幸いです。健康経営についてのアドバイスなども賜っておりますので
遠慮なくご連絡ください。皆様のお役に立てるような支援を展開していきます。
tel:090-3667-8350
mail;physicalcare.miyazaki.0501@gmail.com