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ケガをした時こそ、身体を変えるチャンス

常盤直孝

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テーマ:スポーツ障害の改善と予防

 

なぜけがをするのか


 肉離れや捻挫、関節の痛みなどスポーツにまつわるケガは様々です。スポーツ傷害は大まかにスポーツ外傷とスポーツ障害の2種類に分けることが出来ます。スポーツ外傷は、1回の外力によるもので、骨折や脱臼、打撲などが該当します。スポーツ障害は、微細な外力が長期間にわたって局所に力が加わり続けて生じるもので、肉離れやジャンパー膝、野球肩や野球肘などが該当します。
 スポーツ外傷は、コンタクトスポーツに多いのですが、ケガを防ぐことが難しい場合もありますが、予防したり、万が一外傷が生じても、対応の仕方によってはケガの程度を軽くすることも可能です。一方スポーツ傷害は、姿勢や動作などの問題が関連していることが多く、スポーツ動作特性によっても身体の使い方が変わったりするので、しっかりコンディショニングをすることが重要です。同じ部位に何度も負荷が生じると痛みが生じるので、本人は痛みが出た原因がわからないということもあります。しかし、スポーツ傷害でもしっかり身体機能を評価し、動作と痛みの関連性を見ることで、なぜ痛みが出るのか、その要因を特定していくことも可能です。動作の観点からみると、痛みが生じるのに原因がないということはないのです。

痛みが出た原因を、動作の中で特定し、トレーニングする


 膝関節の痛みの場合、膝関節に生じる異常な動きをコントロールすることが困難で生じることが多く、骨盤や足部・足関節の動きをチェックし改善することが重要です。股関節や足関節の痛みも、骨盤の動きのコントロールが出来ておらずに痛みが生じることが多いのです。肩関節や肘関節などの上肢の場合、胸椎や肩甲骨の動きに問題が生じていることがあり、とくに肩甲骨周囲の筋力バランスが悪く、肩甲骨が肋骨から浮いている選手も多くいます。股関節が固い選手は、腰の痛みや膝の痛みが生じるリスクがあり、骨盤周囲の筋力が弱い選手も多くいます。これらを改善していくことがケガの予防につながります。



痛みが出た時に、どのような行動を取るべきか

 普段はパフォーマンスを上げるために練習をするため、身体のメンテナンスやチェック、動きと痛みとの関連性などをチェックし、トレーニングをする時間はありませんね。けがをした時に、自分の身体の特徴を知り、ケガをした要因を明確にすることで、ケガの再発を防ぎ、ケガをする前よりも良い身体機能状態で競技復帰することが、パフォーマンスを向上させることにもつながります。安静にしていれば、ケガをした部分は治りますが、痛みを生じさせた動きを変えない限り、再発を繰り返します。動きと痛みの関係性を、機能解剖学的視点で見ていくことが、非常に重要です。

弊社では、パーソナルトレーニングを通して、ケガをしない身体作りと、痛みが生じたときでも早期に復帰できる評価およびトレーニングを提案しております。けがをする前よりも、ケガをした後の方がパフォーマンスが上がるようなトレーニングを心掛けています。実際にそのような選手も数多くいます。けがをしにくい身体作りに、一緒に取り組んでいきましょう!!みなさんの笑顔のために、頑張ります。フィジカルケア宮崎をよろしくお願いします!!


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常盤直孝(理学療法士)

フィジカルケア宮崎

肩こりや腰痛、関節痛の慢性的な痛みや怪我等回復後の不調など、長引く痛みや動きの違和感などに悩まされている方へ、理学療法士、トレーナーとして得た長年の経験を元に、さまざまな見地から原因を探り調整します。

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