空家問題
先日、某TV番組を拝見していたところ、大物芸能人の方が昔の付き人に対して、何事も10年という
お話しをされていました。その言葉には感慨深いものを感じました。
思い返せば21歳でこの業界の門戸を叩いて、はや10年。地元の不動産業界の中では、長い間
最年少者としてお仕事をさせて頂きました。他になかなか無い社員教育をされる会社で、通常の10年とは
異なる濃密な経験をさせて頂き、その上、発想力も鍛えて下さいました。
その甲斐あって不動産のご相談を頂いた際には、取引事例や相場を活用する事はもちろんですが、
建物はどうか・土地はどうか・地域性はどうか・どんな人が欲するか・今の取引の流行は何か・税はどうか
・流通させるならどの方法をとるか・どうやって探すか・工事する期間と代金の相場はいくらか・相続はどう
か・貸した方が良いか・売った方が良いか・買った方が良いか・・・・
などなど、書ききれない程実際に学んできた事柄の中から最適なアドバイスをさせて頂いています。
実例では、「市街化調整区域の物件で、家が建てられないし、形状に問題があるし、近所の人の言い値
で買ってもらうしかないです。と不動産屋さんから言われました。」と、相談に来られた方がいらっしゃいま
した。いえいえ、条件はありますが、調整区域でも家は建てられます。それに、欲しい人には欲しい物件
ってあるものです。
結果としては、当店を通じて、県外の業者様(不動産屋さんではない)に協力を頂いて、売主様
買主様共に満足される価格で、その上早期売却することが出来ました。ただ看板を立てて、ホーム
ページに掲載して、チラシを配るだけでは悪戯に時間を使うだけだったでしょう。
不動産を買うにしても、借りるにしても、売るにしても、貸すにしても、物件の事だけでなく、どれだけ
お客様の最適なお手伝いが出来るかも大切な事だと考えます。
「担当者のスキルはお客様の人生にモロに影響を与えます。」