暮らしに活かす東洋医学の知恵 夏の養生法
今回は、東洋医学の知識を利用して梅雨の養生法をご紹介します。
梅雨時期は、「湿邪」に注意!
梅雨は、春から夏に季節が変わろうとする時期です。雨が毎日のように降り鬱陶しい日が続きます。気温も上がることで地面を蒸して、熱気が上がってきます。この湿気と熱が身体に様々な悪影響を及ぼします。
湿気は、さまざまな不良の原因になります。
梅雨の時期は、天気と同じように体調もすっきりしないことが多いです。
例えば、こんな症状はありませんか?
胃腸の不調、食欲不振、下痢、軟便、身体のだるさ、頭痛、水分の停滞によるむくみなど。このように人体に悪影響を及ぼす邪気を「湿邪(しつじゃ)」と呼び、湿気が多い季節の体調不良を「湿邪」との関連を考えます。特に、上記のような消化器系が影響を受けやすいとされています。
そのため梅雨の時期は、この「湿邪」の侵入を防ぐことが重要です。
梅雨の養生
雨の日は窓を閉め、晴れば窓を開け空気の入れ換えをして、湿気を追い出しましょう。また、除湿機や乾燥剤などをうまく利用して、部屋の湿度を上げないように注意しましょう。
外出時には、晴れいても傘の準備を忘れずに。
もし雨に濡れた場合は、風にあたらないように注意して帰宅後は、なるべく早くタオルなどよく拭きましょう。その後にぬるめのお湯で身体を洗って着替えましょう。濡れた服を脱いで、すぐお風呂に入ると身体が冷え湿気が身体の中に入り込むとされるので注意しましょう。
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