Mybestpro Members

水沼国男プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

暮らしに活かす東洋医学の知恵 梅雨の養生法

水沼国男

水沼国男

テーマ:暮らしに活かす東洋医学の知恵

今回は、東洋医学の知識を利用して梅雨の養生法をご紹介します。


梅雨時期は、「湿邪」に注意!

梅雨は、春から夏に季節が変わろうとする時期です。雨が毎日のように降り鬱陶しい日が続きます。気温も上がることで地面を蒸して、熱気が上がってきます。この湿気と熱が身体に様々な悪影響を及ぼします。

湿気は、さまざまな不良の原因になります。

 梅雨の時期は、天気と同じように体調もすっきりしないことが多いです。
例えば、こんな症状はありませんか?
胃腸の不調、食欲不振、下痢、軟便、身体のだるさ、頭痛、水分の停滞によるむくみなど。このように人体に悪影響を及ぼす邪気を「湿邪(しつじゃ)」と呼び、湿気が多い季節の体調不良を「湿邪」との関連を考えます。特に、上記のような消化器系が影響を受けやすいとされています。
そのため梅雨の時期は、この「湿邪」の侵入を防ぐことが重要です。

梅雨の養生

 雨の日は窓を閉め、晴れば窓を開け空気の入れ換えをして、湿気を追い出しましょう。また、除湿機や乾燥剤などをうまく利用して、部屋の湿度を上げないように注意しましょう。
外出時には、晴れいても傘の準備を忘れずに。
もし雨に濡れた場合は、風にあたらないように注意して帰宅後は、なるべく早くタオルなどよく拭きましょう。その後にぬるめのお湯で身体を洗って着替えましょう。濡れた服を脱いで、すぐお風呂に入ると身体が冷え湿気が身体の中に入り込むとされるので注意しましょう。

#東洋医学
#鍼灸治療
#不定愁訴
#梅雨

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

水沼国男
専門家

水沼国男(はり師)

美山いずみ鍼灸院

大学で30年、研究・臨床・教育に携わり、高齢者福祉施設でも20年以上鍼灸に携わる。オーダーメイド・セルフケア・予防を重視し、健康維持・増進を支援。訪問鍼灸による地域のかかりつけ医のような鍼灸師を目指す

水沼国男プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

東洋医学の知識を伝えてより健康に導く鍼灸のプロ

水沼国男プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼