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【さ】~エアコン暖房効率アップの句

倉本和幸

倉本和幸

テーマ:空調かるた

~【さ】むい日は ルーバー下に 向けて「強」~

エアコン暖房の効率アップのためには、
吹き出し口の風の向きと強さの設定で工夫してもらうといいでしょう。

エアコンから出てくる風はもちろん暖かいワケですから、
寒い空間では上昇していってしまいます。
そのために、エアコンの風向設定では、
吹き出し口のハネであるルーバーが下向きになるようにしてください。
床下に暖気が向かえば、
部屋全体の空調をよりよく行うことができると思います。

次に大切なのが、風量設定。
風の強さを「弱」や「自動」ではなく、「強」にしていただくことをオススメします。
風が弱ければ、床下まで届くことなく暖気が上昇してしまい、
足元は寒いけど天井の方はえらい暖かくなる状況となります。
そこでよい気流づくりのために、エアコン機能を活用しようということです。
サーキュレーターなどがこの冬の節電商品として出回っているのは、
この気流をつくりだすためのものです。
これがエアコン機能でカバーできれば最高なんですけどね。

以上が暖房効率をアップさせるポイントです。
エアコンの使い方の工夫で、効率をよくすることができれば、
それだけでも節電効果が期待できます。
最近のエアコンでは、それを自動でしてくれるものもあります。

みなさんの中には「そんなん当たり前やん」と思われている人もいることでしょう。
ただ、この当たり前のことを当たり前にしていただくだけで、
エネルギー問題に貢献できることをわかっていてもらえれば幸いです。

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倉本和幸
専門家

倉本和幸(一級管工事施工管理技士)

株式会社京都設備

部屋や用途を正確に把握した上で、温度だけでなく、湿度、気流、空気清浄といった空調の質にまで配慮した提案を目指しています。また、空調設備の枠にとらわれない発想力で新たな価値の創造にも努めています。

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