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倉本和幸プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

こんな省エネ提案にはご用心!

倉本和幸

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テーマ:空調省エネの疑問、一答涼暖!

震災でエネルギー問題が深刻化する中、
空調設備に関する省エネ意識も非常に高くなってきています。

近年、一部の業者が「省エネ」をうたい文句に
エアコンの冷媒ガスを指定以外のものに入れ替えたり、
メーカー指定以外の部品を追加したり改造するなどのケースがあります。

もし、このようなことが実際に行われた場合、メーカーの保証対象外になってしまいます。
また、大事故につながる可能性や法令違反になる可能性も十分考えられます。

具体的なケースとしては…

◎プロパン系ガスへの入れ替え
プロパン系は可燃ガスという扱いになりますので非常にキケン!
一般的に普及しているエアコンは不活性のフルオロカーボン冷媒ガスを使用しています。
よって、可燃性ガスを想定した安全対策は全くされていません。
ですから、法令違反になってしまいます。

◎R134a系冷媒への入れ替え・メーカー指定以外の部品による改造
冷媒制御不調や不純物混入により、故障の原因になることがあります。
エアコンには、充填している冷媒ガスの種類と量を表示することが義務づけられており、
それ以外のガスの入れ替えは法令違反となることがあります。
もちろん、メーカー保証がきかなくなるのはいうまでもありません。

だから、みなさん!
こんな省エネ提案にはくれぐれもご用心を!!


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倉本和幸
専門家

倉本和幸(一級管工事施工管理技士)

株式会社京都設備

部屋や用途を正確に把握した上で、温度だけでなく、湿度、気流、空気清浄といった空調の質にまで配慮した提案を目指しています。また、空調設備の枠にとらわれない発想力で新たな価値の創造にも努めています。

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