労働中の災害（労災）でのお怪我も相談ください。

2017年5月12日

テーマ：交通事故以外の法律相談

コラムカテゴリ：法律関連

企業（個人の事業主による個人事業も含む）に勤務されている方が，勤務中に怪我をされるケースがあるかと思いますが，それを「労働災害（労災）」と言います。

また，最近は，いわゆる「過労死」の話題も大きく取り上げられており，これも「労災」にあたることは少しは知られてきていると思います。

労災については，労災保険による補償が受けられるケースが多く，雇用主側からは，その手続きについての案内はあるかと思います。
（ご参考に労災保険についての厚生労働省のＨＰを下記に添付しておきます）
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/zigyonushi/rousai/

ただ，労災による補償は十分でないケースも多く，それだけでは，発生した損害をすべてカバーできないこともあります。

そうした時，どうすれば良いのか。

残念ながら，雇用主側は，労災保険の相談には乗ってくれても（中には労災保険の利用も嫌がるような悪質な雇用主もいますが），それ以上の相談には乗ってくれません。

なぜなら，労災保険でカバーできない損害については，ほとんどの場合，雇用主に対して，請求するということになります。

ですので，雇用主と被害を受けた労働者の方とは決して利害が一致しないからです。

労災では，非常に大きな後遺障害が発生するようなケースもありますが，雇用主に対して請求することができるケースが多いということを知らずに，そのまま放置されている方もいると思います。

労災に遭われて困っておられる場合は，ぜひ，一度，弁護士にご相談いただければと思います。