「いい気分」でいる力

太田英樹

太田英樹

テーマ:コーチングコミュニケーション



──アドラー心理学で育てる感情のセルフマネジメント


アドラーやコーチングを学んで以来、いろいろと意識したり、実践したりしていますが、
そのうちの一つに「ステイト」があります。

バシッとした説明がなかなか難しいんですが、一言で言うと「感情の状態」。
「いいステイトでいること」、つまり、「いい気分でいること」を意識しています。

私たちは普段、イイことが起きればイイ気分になるし、嫌なことが起きれば悪い気分になる。
例えば、朝起きて雨だと気分が下がる、とか。
周囲から気に触ることを言われて、気分が悪くなるとか。
ごくごく当たり前のことではあるんですが、これって、自分の感情の決定権を自分以外のものに委ねていることになります。

ただ、自分の周りで何が起こるかはコントロールできないにしても、起こったことをどう捉えるかはコントロールできるはずなんです。
だって、雨が降って嫌な気分になる人もいれば、雨が降るとウキウキする人もいますよね。
晴れても気分が良くないことだってある。
つまり、何をどう捉えるかは自分次第なんです。

だから、私は、自分の感情の決定権を自分がもつようにしています。
自分自身がイイ気分でいれば、雨でも晴れでも関係ない。
そして、これをやっていると、イイ気分でいる自分の雰囲気が周りにも伝わり、周りもイイ雰囲気になります。
さらに、イイ気分でいると、イイ出来事を感じとるアンテナの感度が上がるので、イイことが起こったと感じられる。
すると、さらに気分が上がる。

このサイクルが起こり出すと、無敵状態になり、世の中、自分にとっていいことしか起こらないような錯覚にさえ陥ります。
すると、思考も行動もどんどんポジティブになっていきます。

と、まぁ、これだけ読むと簡単なことのように感じるんですが、そう簡単にはいかない。
モノの見方、フォーカスの当て方は、各々の経験によって培われるので、ネガティブな見方をする人が、ある日突然ポジティブにはならない。
意識してフォーカスの当て方を変えないといけない。

意識して変えようとしても、これまでの脳の信号は簡単には書き換わらないので、イヤだと思うことが起こったら、まず反応しちゃいます。
反応してしまった自分を受け入れて、そのうえで、捉え方を変えてみるとどうなる?みたいなプロセスを踏む。それを繰り返すことで、脳が学習し始めます。
パターン化、いわゆる習慣化というやつです。

人によって時間のかかり方は違いますが、習慣化はできます。
じゃあそれでオッケーかというと、そうでもなく。。。
ナチュラルにいいステイトを維持できていればいいんですが、そのうちに、「いいステイトでいなきゃいけない」という『執着』が発生し始めます。
こうなってしまうと、またステイトが下がり始めます。

なので、執着にならない程度に維持していく。
この微妙なラインを保つのが、もの凄く難しい。
執着になってしまったら、それを手放す、ということをするんですが、これまた簡単じゃない。

こういう時に役立つのが、瞑想。
これら全部、平本あきお師匠から学んで、自分なりに解釈したこと。
師匠のロジックはうまくできているなぁと、いつも感心してしまいます。

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太田英樹
専門家

太田英樹(コーチングコミュニケーション講師)

株式会社インサイトハウス

介護福祉業界を中心に人材育成と事業支援で多くの実績あり。アドラー心理学ベースのコーチングコミュニケーション研修により、社内コミュニケーションの円滑化、人材定着率や顧客満足度向上、事業成長に繋げます。

太田英樹プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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