アドラーの学び
上司の問いかけで変わった、私の“仕事のやり方”
大学関係一色の1週間で、学生さんたちの前で話し、教授の皆さんと話し、楽しかった!
さぁ、次は福祉一色の1週間です。
若い頃、特に20代の頃は、とにかく仕事が嫌いで、お金のため、生活のために仕方なく働いている感じでした。
そのくせ、変なプロ意識と野心はあって、頑張りたくないけど、上にあがりたい、という勝手な奴でした。
20代後半、管理職に就いたタイミングで、当時の上司から「時間や労務を提供して対価を得るのが労働者、価値を生み出すのがビジネスマン、お前はどちらだ?」と問われ、ビジネスマンを選択して以来、仕事のやり方が変わりました。
ノーベル賞をとるような科学者は、何日も徹夜して研究に没頭するなんてザラにあります。
その科学者さんたちが、残業手当や休日出勤手当でもめたとか、私は聞いたことがない。
自分の研究が新しい価値を生み出し、世界を変えると信じて、そのプロセスに没頭しているだけであり、時間や労務提供をしているとは思っていない。
時間や労務提供する働き方がダメなわけではありません。
それぞれの考え方や価値観、事情に応じて、働き方は多様性があっていいと思います。
逆に言うと、多様な働き方に対応できる会社経営、組織運営が大事だと思います。
最近では、コミュニケーションというテーマよりも、マネジメントをテーマにした研修依頼が増えています。
私の私見ですが、
どんな業種であれ、管理職は、労働者ではなくビジネスマンであるべきだと思っています。
管理職は、今あるリソースを駆使して、必要であれば新たなリソースを生み出し、成長と安定のバランスという「最適化」、マネジメントが仕事です。
自身の背中を見せて、「勝手についてこい!」というスタンスがダメなわけではなく、私もそんな上司のもとで仕事をして、学ぶことがたくさんあった経験をしていますが、みんながそのスタンスの上司のもとでうまくいくわけではありません。
「指導してくれない」とか「怖い」とか、場合によってはパワハラと捉えられかねないですよね。
人材というリソースには限りがあります。
限られた人材をうまくリードしたり、育てたり、任せたり、「最適化」する。
先導型だけでなく、放任型だけでもなく、傾聴型だけでもない、なるべくたくさんの「引き出し」でもって、使い分ける。
そんなマネジメントを教えています。
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