「ありがとう」が届くとき

太田英樹

太田英樹

テーマ:コーチングコミュニケーション



否定せず、押しつけず。思いを伝え合うためのひと工夫



週末はオンラインでの1on1が2件あった以外は、ひたすら資料作りをしていました。

そして、夜は毎週末恒例の夜活。
もう何年になるだろうか。
平本式同期の仲間が立ち上げてくれた、毎週土曜日の夜の時間。
ほぼ欠かさず参加しています。

1週間の出来事や、うれしかったこと、楽しかったことなど話したりする、30〜40分程度の時間ですが、私にとってとても大切な場です。
どんなことにも言えることだと思いますが、一部だけ切り取ってみると、たいしたことないに感じるかもしれない。
でも、全体や長い目でみると、実はとても重要だったりします。

うちの家族は、よく「警察24時」のような番組を見るんですが、その中で、交通違反の取り締まりがあり、取り締まりを受けた人が、「これくらい見逃してくれよ」と主張する場面があったりします。
違反したその人にとっては、「これくらいのこと」なのかもわかりませんが、取り締まる側からすれば、その一人を見逃せば、他の人もそうなりますし、それを全部見逃していては、交通ルールの存在意義が希薄になり、交通事故が増えるかもしれない。
だからこそ、交通ルールを守ることが大事だし、道路交通法のありがたみがわかる。

うちの家庭では、どんな些細なことでも、「ありがとう」を言うことを徹底しています。
これくらい当たり前、これくらいたいしたことじゃない、とは思わずに、ちゃんと感謝を伝える。
だからこそ、感謝し合うことの大事さがわかる。

とはいえ、息子は遊び盛りの小学生。
YouTubeに夢中で「ありがとう」と言わない時もあります。
そんな時に、
「なんで、ありがとうって言わないの?約束したでしょ?」
とか、
「YouTubeに夢中でありがとうが言えないのは、良くない」
と追求したり、ダメだししない。
「YouTube観てるとこに話しかけてごめんね。お父さんは、ありがとうって言われたらうれしいんだけど、どう?」
って伝えたら、ちゃんと言ってくれる。

どんな人にも事情や思いや考えがある。
それを否定するのではなく、こちらの事情や考えを押し付けるでもなく、相手の事情や思いや考えにも配慮したうえで、自分の思いを伝えて、合意点を一緒に探す。
それでよくない?

写真は、父の日に息子がくれたメッセージ。

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太田英樹
専門家

太田英樹(コーチングコミュニケーション講師)

株式会社インサイトハウス

介護福祉業界を中心に人材育成と事業支援で多くの実績あり。アドラー心理学ベースのコーチングコミュニケーション研修により、社内コミュニケーションの円滑化、人材定着率や顧客満足度向上、事業成長に繋げます。

太田英樹プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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