コミュニケーションに「正解」は必要ない
お客様目線、相手目線に立つ、とよく言いますが、
「私が客ならこう思う」
は、お客様目線に立っている反面、
自分自身の目線でお客様の立場に立っているという点で、自分目線です。
へ理屈のように思うかもしれませんが、
この目線では、自分の価値観で物事を見ていることになるので、
本当の相手の気持ちや考えを理解するのは難しいです。
「自分が相手の立場なら」
ではなく、
「相手に成り切ってみて」
が大事。
マーケティングにおけるターゲット設定でもよくお話しするんですが、
「お客様という人間は存在しない」
と。
「なので、いない人の気持ちなんて知りようもない」
と。
本当の意味でお客様目線に立つには、実在するお客様で、
多いタイプを誰か1人想定して、その人になりきる。
その人なら、この営業トークをどう受け取るのか、
どう言われたら買いたくなるのか、その人に成り切って、
実際に自分の言葉を聴いてみる。
そうすると、また何か違うものを感じたりします。
これが、相手目線に立つ、です。