相手の関心に関心をもつ姿勢
議論するのは大事なことだと思います。
ただ、組織において、どちらが正しいか間違いか、どちらの勝ちか負けか、
どちらが上か下かを言い合うのは、あまり意味がないと思っています。
そもそも、どうやって売上をあげるのか、利益を出すのか、
生産性を上げるのか、に正解があるなら、
世の中の会社が赤字になることはないですよね。
誰にも正解がわからないから、考えるし、議論するし、行動する。
大切なのは、その議論の目的は何で、どこがゴールなのか、ということ。
一言で会議と言っても、その目的もゴールもそれぞれ違いますが、
多くは、答えを出して、決まったことを行動に移すことが大事なはず。
人生経験も、社歴も、成功体験も失敗体験も、価値観もみんな違う者同士が
集まって話し合ってるんですから、全員が「それが正解だ」
と全面的に納得できる答えになんて、そうそう辿りつかない。
「何が正解かはわからないけど、とりあえずコレからやってみよう!
うまくいかなかったら、また考えよう!」
というゴールに向かって話し合うのが、会議です。
最終的なゴールが不明確だったり、ゴールは明確でも、
全員の納得感がなく、実行されないのでは、会議として機能していない。
会議が機能するための条件
1.全員が当事者として参加すること
2.ゴールに向かうための舵取り(ファシリテーション)できる人がいること
2.が機能していれば、1.もクリアできたりします。
できるファシリテーターは、全員を巻き込むことができる。
大手企業では、ファシリテーションを外注し、
専門家に任せるところもあります。
それくらい、会議の進行は難しく、かつ重要だということ。