思い込み

太田英樹

太田英樹

テーマ:コーチングコミュニケーション

他人対して、あれができていない、もっとこうすべきだと指摘したり、

陰口したりするのに、自分ができていないことは認めないとか、

気づいていない人、みなさんの周りにいませんか?

あるいは、他人の事情には全然配慮しないのに、

自分の事情は押し付けてくる人も。

私の周りにもいますし、もしかしたら、私自身がそうなのに、

気づいていないかもしれません。

ほとんどの人は、「自分だってできていない」と口では言うものの、

本気でその視点で自分の思考言動をチェックしてはいません。

というよりも、なかなか自分目線ではそういうものは気づけません。

私に対して

「アドラーがどうのこうの教えている研修講師のくせに、自分ができていないじゃないか」

と思っている人もいるかもしれません。

一応、私はアドラー流を実践しているつもりですが、

他人がどう見るかはその人次第なので、私にはわかりません。

結局のところ、どこまで行っても「思い込み」の域を出ない、ということ。

ある研修では、ミラーセッション、というペアワークをやります。

2人でペアになり、お互いに相手のダメなところを指摘し合います。

相手へのダメ出しを目の前でするので、

ものすごく嫌な気持ちになるワークです。

なので、私の研修ではやりません。

ただ、このワークの意図は、

その、出てきた相手へのダメ出しは、実はすべて自分の悪いところ、

というものです。

人は、自分のダメなところが、相手に投影されて、

それに嫌悪感を示している。

という心理に基づくワークです。

「あの人って、他人への配慮が全然ないよね」

と思うのは、私自身が配慮していないことの表れ、ということ。

なので、研修でもよくお伝えしていることですが、

私は、すべては思い込み、私の頭に浮かんだことすべてが思い込み、

と思うようにしています。

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太田英樹
専門家

太田英樹(コーチングコミュニケーション講師)

株式会社インサイトハウス

介護・福祉業界を中心に人材育成と事業支援で多くの実績あり。アドラー心理学ベースのコーチング研修により、社内コミュニケーションを円滑化のみならず、人材定着率や利用者満足度を高め、事業の成長につなげます。

太田英樹プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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