主体論

太田英樹

太田英樹

テーマ:コーチングコミュニケーション

数カ月前の話ですが、

隙間なく埋まっているスケジュール。

オンラインの打ち合わせやセミナー、研修、
顧問先企業への訪問、研修、打ち合わせと、毎日朝から晩までスケジュールがいっぱい。

家事やパートを中心に動いている妻と時間が合わず、
同じ屋根の下で寝起きしているのに数日顔をみないことも珍しくありません。

ある日、早朝からオンラインでの打ち合わせ、セミナーと続き、
その休憩時間に、4日ぶりに妻と息子の顔を見る。

経験ありませんか?

こちらが焦っている時に、相手がのんびりしていたり、
逆にこっちがのんびりしている時に、相手がせかせかと動き回っていると、
違和感を感じること。

こちらは連日の仕事で曜日感覚もなくなって、頭がフル回転しているけど、
妻は日曜日モード。

「あれ?居てたん?今日岡山じゃないの?」

と言われて、

「いや、午前はセミナーで、昼から出発」

と、ぶっきらぼうに返す私。

違和感を感じて、

「あっ、なんかおかしい。このままだとイライラに発展しそう」

と思ったので、まだセミナーの休憩時間は残っていたけど、自室に戻り考える。

「自分は自分で一生懸命頑張ってるけど、妻は日曜日の朝から洗濯したり、息子の宿題を見てあげたりしてたなぁ。家のことを全部やってくれて、感謝だなぁ」

そう思えて、モヤモヤが晴れてきた。

妻とも揉めずに済んだ。

「人は皆、自分の人生の主人公である」

アドラーの主体論。

家族だろうと、社員だろうと、1人1人自分の人生を生きてるんだから、
相手の都合を押し付けられる謂れはない。

要求するより感謝。

家族も、会社の仲間も、コーチング仲間も、過去も含めて、私と関わってくれるすべての人がいるから、今の私がいるし、明日の私も信じられる。

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太田英樹
専門家

太田英樹(コーチングコミュニケーション講師)

株式会社インサイトハウス

介護・福祉業界を中心に人材育成と事業支援で多くの実績あり。アドラー心理学ベースのコーチング研修により、社内コミュニケーションを円滑化のみならず、人材定着率や利用者満足度を高め、事業の成長につなげます。

太田英樹プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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