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コラム

「向き合う」ではなく「寄り添う」

2023年5月5日

テーマ:コーチングコミュニケーション

コラムカテゴリ:ビジネス

同僚の1on1をしていて、あらためて「私が日ごろやっていること」を認識します。

よく、

「自分と向き合う」とか「問題に向き合う」

って言いますよね。

私の場合、もう何年も「自分と向き合う」をやっていません。

というか、

やりません。

それは、見方によっては、「目を背けている」ように映るかもしれませんが、

私としては、それもまた違います。

例えば、「自分はどう行動すべきか」を考える局面があったとして、
「自分と向き合う」というのをやると、

「◯◯しなきゃいけない」

が出てきてしまう。

「向き合う」とは、評価判断分析モードに突入するということ。

正解ありきで自分にそれを強いる形。

それがモチベーションになる人は、それでオッケー。

でも、

「◯◯しなきゃいけないのに、できない」

となる人は、「すべき」ではなく、「したい」を引き出す必要がある。

そのためには、「向き合う」ではなく、「寄り添う」が大事になる。

なので、私は
「自分と向き合う」ではなく、
「自分に寄り添う」をやります。

どんなに原因追求しても、

どんなに高尚な志をもっても、

どんなに正しい理論理屈であっても、

行動しなければ何も変わりません。

行動を起こすために、「動機」が必要になります。

「◯◯しなきゃいけない」

が動機にならない人は、

「◯◯したい」

が動機になるかもしれない。

その動機を引き出すのに必要なのは、

「向き合う」ではなく、「寄り添う」です。

自分に寄り添って、

「どうしたい?」

「どんな未来にしたい?」

と聴いてあげてみて。

実現するための行動が出やすくなるから。

この記事を書いたプロ

太田英樹

介護業界をコーチングコミュニケーションで幸せにするプロ

太田英樹(株式会社インサイトハウス)

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