良い思い込み、悪い思い込み
うちの夕食の時間は早いので、帰りの遅い私が一緒に食べることはほとんどありません。
まれに、私が帰宅すると、息子がまだ食べていることがあります。
そんなときは、息子の横に座り、一緒に食べ始めるんですが、
先日、私が食べ始めた途端、すぐに息子が食事を終えて、「ごちそうさまでした」と一言。
食事を終えたらそのままテレビを観ていることが多い息子が、
その日は、食後すぐに食器を台所に運んでいました。
それを見て、私が息子にかけた言葉は、
「ありがとう」
でした。
それに対して、息子は笑顔で「うん」と答えてくれました。
その後、テレビをつけた息子でしたが、しばらくして
「お父さん、なんで、ありがとうなの?」
と聞いてきました。
「ゆうとが、自分の食器を片付けているのを見て、うれしくなったから、ありがとうって言いたかったの」
と伝えると、「ふーん」としか反応は薄かったですが、
その後、妙にテンションの高い息子。
「自分の食べた後の食器を自分で片付ける」、ある意味当たり前のことかもしれませんが、
当たり前と思ってしまうと、感謝しなくなる。
感謝しない、感謝されない関係になってくると、殺伐とした雰囲気になったり、
当たり前と思うことがなされていないと、それを指摘したくなるし、イヤな空気になったりする。
当たり前じゃない、
感謝する、
それだけで、テンションが上がる。
家庭でも、職場でも同じ。
感謝の言葉一つで、場の空気は変わるんですよ。