当たり前とは思わず

太田英樹

太田英樹

テーマ:組織改革

うちの夕食の時間は早いので、帰りの遅い私が一緒に食べることはほとんどありません。

まれに、私が帰宅すると、息子がまだ食べていることがあります。

そんなときは、息子の横に座り、一緒に食べ始めるんですが、
先日、私が食べ始めた途端、すぐに息子が食事を終えて、「ごちそうさまでした」と一言。

食事を終えたらそのままテレビを観ていることが多い息子が、
その日は、食後すぐに食器を台所に運んでいました。

それを見て、私が息子にかけた言葉は、

「ありがとう」

でした。

それに対して、息子は笑顔で「うん」と答えてくれました。

その後、テレビをつけた息子でしたが、しばらくして

「お父さん、なんで、ありがとうなの?」

と聞いてきました。

「ゆうとが、自分の食器を片付けているのを見て、うれしくなったから、ありがとうって言いたかったの」

と伝えると、「ふーん」としか反応は薄かったですが、
その後、妙にテンションの高い息子。

「自分の食べた後の食器を自分で片付ける」、ある意味当たり前のことかもしれませんが、

当たり前と思ってしまうと、感謝しなくなる。

感謝しない、感謝されない関係になってくると、殺伐とした雰囲気になったり、
当たり前と思うことがなされていないと、それを指摘したくなるし、イヤな空気になったりする。

当たり前じゃない、

感謝する、

それだけで、テンションが上がる。

家庭でも、職場でも同じ。

感謝の言葉一つで、場の空気は変わるんですよ。

\プロのサービスをここから予約・申込みできます/

太田英樹プロのサービスメニューを見る

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

太田英樹
専門家

太田英樹(コーチングコミュニケーション講師)

株式会社インサイトハウス

介護・福祉業界を中心に人材育成と事業支援で多くの実績あり。アドラー心理学ベースのコーチング研修により、社内コミュニケーションを円滑化のみならず、人材定着率や利用者満足度を高め、事業の成長につなげます。

太田英樹プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

介護業界をコーチングコミュニケーションで幸せにするプロ

太田英樹プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼