増やしたいところを意識する
家庭でも職場でも、組織の中でコミュニケーションがうまくいかないとき、人間関係が良くないとき、
他の誰かに原因があると思ってしまうことないですか?
私もそうなってしまうことはあります。
でも、誰かのせいにしていると、永遠に解決しない。
いや、その原因と思われる人が組織からいなくならない限り、解決しない。
なぜなら、他人の思考や言動は変えられないから。
もっと言うと、その原因の人がいなくなったとしても、別のまた原因が出てきます。
コミュニケーションの構成要因は、相手と「自分」です。
たとえ相手のコミュニケーションの取り方に問題があったとしても、
多かれ少なかれ、自分自身も影響しているんです。
コミュニケーションを良くする第一段階は、
「他人事にしない」ことです。
「自分のせいにする」わけではないですよ。
「自分事にする」んです。
相手がどうするかは相手の問題ですが、自分にも何かできることはあるはずです。
他人事にしてしまうと、自分は行動しなくなります。
コミュニケーションがうまくいかないのは、相手の問題であるのと同時に、自分の問題でもある、と認識することが大事。
その上で第二段階は、
「自分は何ができるか考える。」
何度も書きますが、相手がどうするかは相手の問題です。
自分に何ができるか考える。
「元気に挨拶する」でも「笑顔でいる」でもいい。
「コミュニケーションをとるように心がける」という抽象的なものではなく、
「具体的な行動、できる行動を決める」ことが大事。
そして、最終段階は、
「よし!やろう」
決めたことを実行する。
この3ステップで、変化が起こります。
「自分はやっているけど、相手が歩み寄らないから変わらない」
と思ってしまいますよね。
自分1人でも行動することが大事。
世界の多くの変革、革命は、1人の行動から始まっています。
坂本龍馬もガンジーも、1人から国を変えました。
一介の脱藩浪人だった坂本龍馬は、なんの根拠もないのに「この国を変える」と信じていたんです。
で、実際に大きな功績を残しました。
1人だから変わらない、1人でも変えられる、どちらも思い込みです。
どうせ思い込むなら、プラスの未来に近づく思い込みをしたほうがいい。