マイベストプロ京都

コラム

組織を変える!社風を変える!リーダーとは

2022年5月20日

テーマ:組織改革

コラムカテゴリ:ビジネス

コラムキーワード: リーダーシップ スキル人材育成 研修組織マネジメント

リーダーシップの定義


リーダーシップ
この概念ほど、人の価値観による定義の違いがある言葉もないように思います。

チームに指示を出し、まとめあげて、グイグイ引っ張っていくことをリーダーシップという人もいれば、

ひたすら先頭を走り続ける人、

チームのダメなところを指摘して、正そうとする人、

引っ張らない、指示を出さない、でもまとめる人、

問題提起する人、

問題解決する人、

他にもいろんな定義があるでしょう。

私の定義は、ありません。

そもそも、リーダー不要論者かもしれない。

最近流行りの「ティール組織」が理想だからかな。

チームメンバー1人1人が、自分のやりがいと、組織の目指すビジョンの共有ゾーンを明確にし、協力し合える組織であれば、リーダーは必要ない。

とはいえ、そこに向かう過程では、リーダー不在だと都合が悪いので、一定のリーダーは必要かと思います。

その意味で、私もリーダーシップに一定の定義を持っています。

それは、
チームメンバーに関心をもっていること、さらにチームメンバーに貢献すること。

若気の至り


私も長年、介護の現場でリーダーをしてきました。

26歳で初めてリーダーになり、年上のスタッフさんたちとチームになり、失敗してきました。

メンバーをジャッジし、自分の考えを押し付け、空気を読まずに進み続ける。

ほとんど誰もついてこないし、
職場の雰囲気は悪いし、
互いの悪いところしか見えてこない。

26歳以降も、同じような失敗は何度か繰り返しましたが、
最終的に気が付いたのは、

メンバーに関心をもって関わっていると、個々の良いところが見えてくる。

もちろん、組織で仕事をする以上、改善すべき点は改善してもらいたいですが、
「改善」は目的ではなく、手段。

組織全体の生産性が上がり、理想の職場になっていくこと、利用者お客様の満足、スタッフ満足が上がり、組織の利益につながることが目的。

なので、今目の前の「悪い」ところをその場で指摘して改善するのか、黙ってフォローするのかも、その目的に照らし合わせて判断したほうがいい。

黙ってフォローすることで、そのスタッフ本人のほうから、

「あの場面は、こうしたほうがよかったんですね。これからは気をつけます」と言ってきてくれたりする。

そんな関係が構築されていると、いざ改善点を指摘した時にも、素直に、前向きに聞き入れてくれる。

そんなこんなで今に至ります。

リーダーのポイント


ポイントは、自分のフォーカスを変えること。

リーダーとして、良い組織を作ろうという思いが強いと、改善点に意識が向きがちですが、
スタッフさんの行動ではなく、スタッフさん自身に関心をもつことで、結果的に良い組織になっていくのです。

この記事を書いたプロ

太田英樹

介護業界をコーチングコミュニケーションで幸せにするプロ

太田英樹(株式会社インサイトハウス)

Share

関連するコラム

太田英樹プロのコンテンツ

  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ京都
  3. 京都の医療・病院
  4. 京都の介護・福祉
  5. 太田英樹
  6. コラム一覧
  7. 組織を変える!社風を変える!リーダーとは

© My Best Pro