相手目線で伝え方を工夫する
仕事がら、いろんな法人企業の理事長、経営者とお話しさせていただきます。
お会いした経営者さんで、
「社員をなんとかしたい」
とおっしゃる方がいます。
やる気がない、
雰囲気が悪い、
連携がよくない、などなど
そういったことの解決を求めて相談いただきます。
経営者の皆さんは、いろんなものを背負っています。
多くの社員職員を抱える法人であればあるほど、その多くの社員職員はもちろんのこと、
その家族の生活も背負っています。
何があっても法人を会社を潰してはいけない、そのプレッシャーは大変なものです。
スタッフの皆さんからすれば当然と思うかもしれませんが、
毎月決まった日にちゃんとスタッフの皆さんに給料を支払って、税金や社会保険料の事業所負担分を支払って・・・という資金繰りだって、実は簡単なことではありません。
そんな中、経営者として社員職員さんに望むことは、
日々成長し、ポテンシャルを上げ、最大限の力を発揮してもらいたい、
ということ。
担当の部署、業務で生産性を上げる努力をしてほしい。
そんな思いが、前述の言葉になっているのだと思います。
とはいえ、社員職員さんは経営者ではありません。
働く動機やモチベーションはそれぞれ違います。
経営者の思いをそのまま押しつけては、辞めてしまいます。
大切な社員職員さんだからこそ、そんな結末はのぞまないですよね?
だからといって、スタッフさんの自由というのでは組織が成り立たない。
では、どうする?
「社員をどうにかする」
のではなく、
スタッフさん一人一人のモチベーションと、組織の目指す未来の共有ゾーンを見つける。
それが、経営者も、スタッフさん一人一人も、その家族も、お客様利用者様も皆が幸せになる方法。