講師という仕事をしているのは
現在、いくつかの法人事業所様のサポートをさせていただいています。
私の顧問先へのサポートは大きく2つのパターンに分かれ、
一つは、事業運営そのもののサポートがメインで、いわゆる「コンサルティング」
もう一つは、研修メインで、個別もしくは集団へのコーチング的関わり。
私自身、他流派のコーチのグループコーチングを受ける機会もあるのですが、
その体験の中で感じたことがあります。
コーチングの世界には、
「いいコーチは、いいクライアントになれる」
という言葉があります。
近年、コーチングを人材育成に導入する企業も増え、コーチングを学ぶ人も増えたとはいえ、
「コーチングって、なんかいろいろ質問するやつでしょ?」
とか、非科学的なものだとか、他人を誘導・洗脳するようなスキルと思っている方はまだまだたくさんいます。
「コーチングなんて、意志の弱い奴が頼るもの」
と言う人もいます。
コーチングにもいろんな流派があるので、それらのイメージが一概に正しいとか間違ってるとか言えませんが、
どんなコーチングを受けるかによって得られるものは変わってきますし、どう受けるかにも大きく左右されます。
「このコーチと一緒に、答えを見つけよう」
という姿勢でコーチングを受けるのと、
「こんなわけのわからないやりとりなんて意味ねーよ」
という姿勢でコーチングを受けるのとでは、得られる結果が違うことは明白だと思います。
そういう点で、コーチングの「やり方」を知っている人は、コーチングの「受け方」も知っているので、効果の最大化が期待できるということ。
だからといって、コーチングを知らない人がコーチングを受けることに意味がないわけではありません。
数十分のやりとりで気づきを得る人もたくさんいますし、師匠の平本あきおさんは普通にそれをやってのけます。
また、一回では変化を感じなくても、継続して何度かセッションを受けることで効果を実感することができます。
私や、先日のグループコーチングのコーチなど、企業に入らせていただく立場の人は、
コーチングを知らない人、受けたくない人も含めて関わっていくことになります。
個別対応ならそれなりにやりようもありますが、全体への関わりがメインだと、いろいろ工夫が必要になります。
私も私なりに工夫していますが、グループコーチングを受ける機会を得て、
「この先生も大変だろうな」と思いつつ、勉強させてもらいました。