「やる」か「やらない」か
先日、バイクで信号待ちしていたら、別のバイクが横付けしてきました。
え?何?私何かした?
って思って焦ったんですが、よく見ると50代くらいのおとなしそうな女性。
その女性が、
「バイクの研修先生ですよね?いつもInstagram見てます!」
と笑顔で話しかけてきてくれました。
いつもfacebookとInstagramの同時投稿をしているんですが、そのInstagramのフォロワーさんでした。
一言二言話しただけで信号が青になったので、どこの誰かもわからず、それで終わりですが、なんだか幸せな気持ちになってます。
このバイクは目立つので、すぐに私だとバレてしまう。
誰に見られているかわからないので、うっかりあくびもできない(笑)
ところで、
コミュニケーションは、協力関係を結ぶ大事なツールであると同時に、人を死に追いやるくらいの恐ろしい武器にもなります。
職場という、価値観の違う者が多数集まり、一つの目的に向かって協力し合うことが求められる場において、
コミュニケーションをどう使うべきかは自ずと理解してもらえるでしょう。
いわゆる「ダメ出し」は、ツールとしてなのか、武器としてなのか、どちらなんでしょう。
「ダメ出し」している側は、仕事なんだからダメなところをダメと言って何が悪い?と思っているかもしれません。
ところが、「ダメ出し」するだけでは、相手を否定したり、自分の要求を押し付けているだけですから、
相手は受け取れなくて、意識も行動も変わらず、同じことを繰り返します。
ゆえに、組織の生産性向上には繋がりません。
相手が受け取りやすい表現に変換して、相手の意識や行動が変わるという結果に繋げてこそ、「意味あるダメ出し」です。
なんでそんな面倒なことをしないといけないの?
「ダメ出し」する目的は何でしょう?
ストレス解消だというなら、それもありかもしれません。
でも、多くの方はそうではないはず。
円滑に業務を遂行したい、
良いサービスを提供したい、
そんな目的があるからこそ、「ダメ出し」しているはずです。
であるならば、その目的に最短距離で近づく選択をしたほうがいい。
だから、多少面倒でも、相手が受け取りやすい言葉のかけ方をしたほうがいい、ということ。