意味あるダメ出し

太田英樹

太田英樹

テーマ:組織改革

先日、バイクで信号待ちしていたら、別のバイクが横付けしてきました。

え?何?私何かした?

って思って焦ったんですが、よく見ると50代くらいのおとなしそうな女性。

その女性が、

「バイクの研修先生ですよね?いつもInstagram見てます!」

と笑顔で話しかけてきてくれました。

いつもfacebookとInstagramの同時投稿をしているんですが、そのInstagramのフォロワーさんでした。

一言二言話しただけで信号が青になったので、どこの誰かもわからず、それで終わりですが、なんだか幸せな気持ちになってます。

このバイクは目立つので、すぐに私だとバレてしまう。

誰に見られているかわからないので、うっかりあくびもできない(笑)

ところで、
コミュニケーションは、協力関係を結ぶ大事なツールであると同時に、人を死に追いやるくらいの恐ろしい武器にもなります。

職場という、価値観の違う者が多数集まり、一つの目的に向かって協力し合うことが求められる場において、
コミュニケーションをどう使うべきかは自ずと理解してもらえるでしょう。

いわゆる「ダメ出し」は、ツールとしてなのか、武器としてなのか、どちらなんでしょう。

「ダメ出し」している側は、仕事なんだからダメなところをダメと言って何が悪い?と思っているかもしれません。

ところが、「ダメ出し」するだけでは、相手を否定したり、自分の要求を押し付けているだけですから、
相手は受け取れなくて、意識も行動も変わらず、同じことを繰り返します。

ゆえに、組織の生産性向上には繋がりません。

相手が受け取りやすい表現に変換して、相手の意識や行動が変わるという結果に繋げてこそ、「意味あるダメ出し」です。

なんでそんな面倒なことをしないといけないの?

「ダメ出し」する目的は何でしょう?

ストレス解消だというなら、それもありかもしれません。

でも、多くの方はそうではないはず。

円滑に業務を遂行したい、

良いサービスを提供したい、

そんな目的があるからこそ、「ダメ出し」しているはずです。

であるならば、その目的に最短距離で近づく選択をしたほうがいい。

だから、多少面倒でも、相手が受け取りやすい言葉のかけ方をしたほうがいい、ということ。

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太田英樹
専門家

太田英樹(コーチングコミュニケーション講師)

株式会社インサイトハウス

介護・福祉業界を中心に人材育成と事業支援で多くの実績あり。アドラー心理学ベースのコーチング研修により、社内コミュニケーションを円滑化のみならず、人材定着率や利用者満足度を高め、事業の成長につなげます。

太田英樹プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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