どれだけ相手になりきって寄り添えるか
「聴く」って大事ですよって話をすると、
「私は聴いてるよ」
と言う方がいます。
素晴らしい!
ちゃんと聴くことを意識してコミュニケーションをとれるのは、本当に素晴らしいこと。
さらに良くするために、
「聴いてるよってことが、相手に伝わるようにメッセージを出す」
ができれば、さらに素晴らしい。
先月からあらたに法人さんとの顧問契約をさせていただき、各部の会議に出席させていただきました。
介護業界、特に管理職や相談職の方は、高齢者とそのご家族だけでなく、いろんな専門家とのコミュニケーションが必須になってきます。
高齢者ご本人にも、ご家族にもそれぞれ思いがあり、
各専門家にもそれぞれ異なる見解がある。
それらをすべてクリアするケアはなかなかない。
あちらを立てれば、こちらが立たず、
なんてことは日常茶飯事ですよね。
また、話が長い人、同じ話を何度もする人、すぐキレる人などなど、いろんな方の話を聴いていたら、うんざりしてきますよね。
それでも、仕事だから頑張って対応している。
そんな皆さんがたくさんいます。
それゆえに、相手の話を聴いてるつもりでも、相手にそれが伝わらない、ということが多々起こります。
簡単に言うと、
「聴いてもらった感じがしない」
「納得感がない」
ということ。
では、相手に、聴いてるよって伝えるメッセージとは?
その一つが、
しっかりリアクションすることです。
「ふーん」「へぇー」「あ、そう」も悪くはないですが、
1.表情をつけて
2.しっかりうなずいて
3.ふーん、へぇ以外のあいづち
で、リアクションする。
これだけで、相手の「話を聴いてもらった感」がまったく変わります。