無垢フローリングの種類と特徴、選び方
お風呂場のつくりは「ユニットバス」「ハーフユニットバス」「造作風呂」の3つに分かれます。
造作風呂は自分好みのデザインができる反面、防水性に劣り、素材によってはカビが生えやすいのでお手入れが欠かせません。
ハーフユニットバスとは?
ユニットバスはよく耳にしますが、「ハーフユニットバス」となると耳になじみがない方の方が多いかもしれません。
ハーフユニットバスは、ユニットバスの防水性と造作風呂の壁デザインの自由度をいいとこ取りしたものと考えてもらうと分かりやすいでしょう。
浴槽や床部分は工場でつくられるユニットバスを使います。システムバスの下半分がユニット化されている状態です。壁の上部や天井については現場で施工します。
床面から浴槽の立ち上がり部分までが一体化しているので、ユニットバスと同じくらい防水性に優れています。床材や浴槽は既成のパーツから選ぶため、完全に自由なデザインとはいきませんが、壁上部や天井仕上げの素材はお好みのまま。タイルのほか、ヒノキなどの木材を選ぶこともできます。
ハーフユニットバスは使い勝手もよく、設置場所も選びません。ユニットバスでは物足りない方でも自由なデザインを提供可能です。ありきたりでは物足りない方に適しています。
ハーフユニットバスのメリットは?
何といっても最大のメリットはデザインの自由さです。
ユニットは浴室の下半分だけなので、上部の壁や天井を在来工法で自由にあしらえます。タイルや壁紙、木材など素材も制限されません。天井に天窓を施してリゾート感を演出するなどオリジナリティを発揮できます。
天井が低かったり傾斜があったりする浴室のリフォームで、ユニットバスが選べない場合にもハーフユニットバスなら問題ありません。広さが決まっているユニットバスでは不可能な、ドアや浴槽の位置も調節できるのです。
ハーフユニットバスのデメリットは?
ユニットバスよりも施工に技術を要するため、工事の難易度があがります。ハウスメーカーよりも、実績のある設計事務所に依頼することをおすすめします。
また、壁面に木材を用いれば、換気に留意しなければカビが発生することがあります。防水性からみると在来工法には勝りますが、ユニットバスには劣ります。日ごろの手入れが欠かせません。
価格の面では、工場規格品であるユニットバスよりは高額になります。壁や天井のデザインに凝り過ぎてしまうと予算をオーバーしてしまうこともありますので、施工会社としっかり相談して進めていきましょう。