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キッチンのつくり方にはどんなパターンがある?種類と選び方

2018年6月19日

テーマ:オリジナルリフォーム

コラムカテゴリ:住宅・建物

キッチンをつくるならば、メーカー既製のシステムキッチンにするかオーダーで造作するのかをまず決める必要があります。
システムキッチンは手ごろな価格で使いやすい反面、設置する場所やデザインは限定されます。造作キッチンは自分の好みを反映させられますが、こだわり過ぎると価格が上がります。

キッチンづくりのパターン

キッチンは大きく分けてメーカー既製のシステムキッチンとオーダーでつくる造作の二通りがあります。メーカーが手掛けるシステムキッチンはデザインや機能面でパッケージ化されているのに対して、造作キッチンでは作業台の高さや扉の色、水栓の種類や照明器具など、すべてにおいて自分好みに設計できます。

さらに、システムキッチンを使うとしても、どんなキッチンを選ぶかで外観や使いやすさも変わってきます。

最も一般的な方法は、LIXILやパナソニック、TOTOなどのキッチンメーカーの既製品から自宅に合うものを選び、必要に応じてオプションを加えていくというものです。既製品とはいえ、天板や水栓、レンジフード、面材などの組み合わせである程度好みを反映させることができます。

また、同じ既製品でも、IKEAやニトリといった家具店のキッチンを購入し取り付ける方法を選ぶ人もいます。

造作キッチンは、キッチンメーカーの受注生産のものと職人が手掛ける工務店製作の場合があります。

キッチンメーカー、家具店、工務店、それぞれのメリット、デメリット

キッチンメーカーのシステムキッチンはラインナップが豊富で、実物も見ることができます。工事期間も長くないのがメリットです。半面、サイズや形状は基本的に決まっているため、リフォームの場合、選択の幅は限られてきます。

家具店のキッチンは個性的でデザインにこだわりが冴えるものが多くなっています。必要なパーツだけを取り付けた主張しすぎないキッチンが実現できる反面、取り付け工事が別途必要になります。別途料金が発生するのはもちろんのことですが、ほかの場合よりも工事料が割高になることがあるので注意が必要です。

キッチンメーカーのオーダーキッチンは、こだわりがある人に向いています。お部屋の雰囲気に合わせて、ひとつの家具のように造りこむこができます。それだけに、システムキッチンにオプションを付けるよりも価格は上がる傾向があります。

また、工務店で造作キッチンをつくってもらうと、幅や奥行きはもちろんシンクの位置や収納も何の縛りもありません。打ち合わせから製作まで一貫して手掛けるため、品質や使い勝手は確かです。ただし、あまりに複雑な構造を望んでしまうと高くついてしまうことがあります。工務店の担当者さんと予算や要望についてよく相談しながら進めましょう。

この記事を書いたプロ

饗庭多嘉男

住み心地を高める建築のプロ

饗庭多嘉男(有限会社アイバ工務店)

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