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洗面台リフォーム:専用タイプと兼用タイプ

饗庭多嘉男

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テーマ:こだわりの趣味と住宅設計

専用タイプのリフォームで配慮するポイント

洗面所は洗面、洗髪、洗濯、脱衣など多目的に使われる空間です。使用目的や収納したいものをはっきりさせてから、リフォーム計画を立てることをおすすめします。

洗面所のタイプは大きくわけて専用タイプと兼用タイプがあります。

専用タイプの洗面所は、シンプルに洗面台と収納だけのスペースです。
本来、入浴とは関係なく使用される場所なので、専用タイプにしておくと、生活感のないスッキリとした空間が保て、来客なども気兼ねなく利用することができます。パウダールームとしても使いたい場合は、明るい空間になるよう、自然光を取り入れたり、明るい照明に取り替えたりすることをおすすめします。

洗面台のまわりには、整髪料、化粧品、歯ブラシなどの小物類が多く、雑然としがちです。これらの小さなものを収納するには、全体を見渡すことができる、奥行きの薄い棚が適しています。

多目的に使える兼用タイプ

兼用タイプの洗面所は、脱衣所にもなり、洗濯機もある多目的な空間です。リフォームにあたっては、使い心地の良さを追求したいものです。

湿気が多い場所なので、仕上げ材を吟味し、耐水性のある床材や防カビ、調湿効果のある壁紙を選ぶと良いでしょう。

また冬の寒い中の着脱は、高齢者の身体に負担となりますので、居住スペースと温度差がなくなるような配慮が必要です。スペースに余裕があれば、ベンチを置いて、お風呂あがりに休憩できるスペースとして活用することも考えられます。そして、このベンチの下のスペースを収納に活用することもできます。

またバリアフリーを導入する場合は、お風呂も一緒にリフォームすることをおすすめします。

既成の洗面台は目的に合わせて選ぶ

洗面化粧台は既製品を取り入れるのが一般的です。システムタイプとユニットタイプがあり、システムタイプは、洗面ボールや水栓、カウンター、収納などを自由に組み合わせて選ぶことができ、寸法も自由に設定可能となっています。

手洗い洗濯をする方は大きな洗面ボール、洗髪をしたい方はシャワー水栓をとり入れます。ちょっとした家事が行えるよう、カウンターを設置しても便利です。

ユニットタイプは洗面ボール、水栓、収納、鏡、照明などが組み込まれています。サイズは決まっており、省スペースの造りとなっています。どちらも多機種、多機能ですので、ライフスタイルや収納の量に応じて最適のものを選びましょう。

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