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コラム
住空間にアクセントをつけるには天井の梁を見せてみる
2015年10月10日
部屋のシンボルにもなる存在感
梁というのは家を支える大事な構造体です。通常は天井で隠れていますが、隠すのがもったいないような魅力があります。
太くて丈夫な木材を使用しているので、圧倒的な存在感があります。また、家を守る梁は、匠の技の結晶ともいえますので、見ているだけでどことなく頼もしく、安心感を覚えます。
天井で梁を隠してしまうと、四角い平面の部屋ですが、天井をとることで広がりのある空間が生まれ、顔を出した梁は部屋のアクセントとして見る人を惹きつけます。
白と木目の美しいコントラストと木の温もり
家族が過ごすリビングは、居心地の良い空間にしたいもの。梁を見せることによって天井が高くなり、開放感が得られます。また家の中にいながらにして、木のぬくもりを感じることができます。
木は古くなると味わいを増していくものですので、その点も楽しみです。
また、部屋を広く見せるためには、床→壁→天井の順に、だんだん色を明るくしていくことが大切です。したがって、天井は白やアイボリーに仕上げることが多いのですが、梁を露出させると、白い天井と木目の色が相まって、美しいコントラストを見せてくれます。
また家の顔である玄関は、外から入ってくるとどうしても狭さを感じてしまうものですが、吹き抜けにして梁を見せ、高い天井からペンダントライトなどをつるすと、オシャレな印象を与えてくれます。
梁を見せるデメリットとは
梁を見せるデメリットとしては、今までよりも高いところに照明器具を設置するので、取り替えが面倒になること。しかし、いまは耐久年数の長いLEDを使うので、それほど気にすることでもないかもしれません。
さらに梁が影となって光が届きにくくなる場所があります。これもライトの設置場所を工夫したり、吊るすタイプの照明を使ったりすることでクリアできることでしょう。
また空間が広がった分、エアコンは効きにくくなりますので、断熱は大切です。さらに梁の上にたまったホコリの掃除も必要になってきます。
しかし限られた敷地・予算の中で、アクセントとして梁を見せる施工はとても人気があります。古い家のリフォームをお考えの方などは、梁を見せることにより、雰囲気がガラッと変わります。メリット、デメリットを理解したうえで検討されてはいかがでしょう。
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