現在を生きる(京都新聞掲載)
Gmailアカウントがあれば誰でも無料で利用できるGoogle Apps Scriptについて、以前にも活用記事を書いたことがありました。
”Apps Script は、Google Workspace の統合、自動化、拡張のためのビジネス ソリューションをすばやく簡単に構築するための唯一のローコード プラットフォームです。”
とGoogleのサイトで紹介されているように、簡単なコードを書くことで、Googleのサービスを統合して活用することができます。
最初に作ったのは、スプレッドシートで作った裁判期日一覧表を読み取ってグーグルカレンダーに書き込むスクリプトでした。
カレンダーに書き込むだけだと一覧性がありません。
かと言って、カレンダーと別に期日一覧表を作るのも面倒ですし齟齬も発生しかねません。
このスクリプトのおかげで、毎日のスケジュール管理と期日の確認とを統合して行えるようになりました。
次に作ったのは、明日の予定を午後5時に自分に宛ててメールするというカレンダーアプリによくありそうなスクリプトです。
ちょっとした注意喚起用です。
その次は、出勤管理用のスクリプトを作りました。
毎日の出勤/退勤さえ従業員にきちんと入力してもらえば、給与明細、賃金台帳、有給休暇管理簿などが自動的に作成されます。
それまで毎月ごちゃごちゃと計算していたのですが、それがまったく不要になりました。
それから自分が代表役員である宗教法人用に会計ソフトを作りました。
高いお金を出して市販のソフトを買っても、勘定科目が独特ですし、結局カスタマイズが必要になるように思いました。
それで自分でスクリプトを書くことにしたのですが、自分で作るといろんなリストを生成するように設計できますので、おもしろいです。
そのほか、特定の銘柄についてGoogle Financeからデータを読み込み、推移を毎日蓄積していくというスクリプトも作りましたが、これはオアソビですね。
業務管理ソフトがいろいろ市販されていますが、うちのような極小規模事業者にとっては、「そこまでの機能はいらないし高いよなー」と思うものが多いような気がします。
Apps Scriptはネットに情報もあふれていますし、活用できる場面がきっとあると思います。