司法の責任

田沢剛

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テーマ:古巣の裁判所

弁護士の田沢です。

被害者が嘘の証言をしたことで,懲役12年の実刑判決が確定してしまった男性が,杜撰な判断をした司法の責任を問うために国家賠償を求めた訴訟で,司法の責任を否定する判決が出たとのことです。
https://headlines.yahoo.co.jp/cm/main?d=20190108-00010001-asahibc-l27
裁判官も全能ではありません。しかしながら,当事者の人生に重大な影響を与えてしまうのですから,杜撰な判断をしたことが判明したのであれば,国は責任を負うべきです。国家賠償請求を認めないのは,最高裁に睨まれて人事上の不利益を受けることになるからでしょうか。やはり,絶望の裁判所ということなのでしょう。

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田沢剛
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田沢剛(弁護士)

新横浜アーバン・クリエイト法律事務所

裁判官時代に民事,刑事を含めて様々な事件を担当しました。紛争処理にあたり,裁判所がどのような点を問題にしているのか,どの部分の証拠が足りないのかなど,事件の見通しを踏まえたアドバイスを心掛けています。

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