遺言・相続専門行政書士が語る終活ビジネスの現状と展望
去る6月11日(金)10時より、平塚市立旭北公民館にて開催された「旭北シニアスクール 第2回 生活・安心講座」におきまして、「コロナ禍だからこそ考えたい生前整理・相続 ~ 公正証書の活用と実践を通して ~」をテーマに外部講師を務めてきました。
本来であれば100人は入ることができる大ホールでしたが、コロナ禍のため本来の定員の半分の50名で募集したところ前日までに44名の申し込みがあったそうです。当日は、梅雨入り直前にもかかわらず朝から25度を超える夏日の晴天に恵まれ、あまりの暑さに家を出ることが億劫になってしまった方がいらっしゃったそうで若干の欠席者が出てしまったことが少々残念でした。今回は、60代から80代までの女性の参加者がやや多くみられ、また再来週に実施予定の旭南公民館の主事が視察に来てくださったことが印象的でした。
あちこちで相続をテーマにセミナーや講演会が開催されているようですが、そのほとんどは「相続税を節税する秘訣」や「ソンする相続、トクする相続」などのように、一般市民にとってはほとんど役に立たない内容のものばかりだと感じています。
そこで、今回は自分自身の人生を納得のいくカタチで締めくくるためには元気なうちからどのような準備をしたらよいのかという視点から、(1)子どものいない夫婦が不安に感じていた老後の医療や介護、認知症に対する公正証書を活用した画期的な備えや、(2)身寄りのないおひとり暮らしの高齢女性の元気なうちから備えたことで実現できた在宅看取りについて、実際のご相談や対応事例などを余すところなくお話しさせていただきました。参加された方々にとって、何かひとつでもご参考になったとすれば何より幸いです。
最後になりますが、今回このような機会をくださった公民館長の小林様と公民館主事の山口様、さらにはご多忙の折、時間を繰り合わせてご出席いただいたすべての皆様、ご清聴本当にありがとうございました。