跡継ぎのいない郷里のお墓を閉じたい。まずは、何から始めたらいいの?
おかげさまで、お電話でもお墓じまいに関してお問い合わせをいただくようになってきました。ほとんどの方は、タウンニュースをご覧になったか、ホームページから見つけてくださったと思われます。
やはりというか、そんな中での第一声は、いきなり「お宅で墓じまいをするといくらだ?」という問いかけから始まる方が実に多いです。
どなたにも同じ金額がかかる弊事務所の報酬部分に関しては、「いくらからです」と金額をお答えすることはできますが、まったく名前も名乗ろうとしない方の場合、残念ですがそこでお話はほぼ終了となってしまいます。あくまでこれまでの経験ですが、名乗らない方の大半は単純に「いくらか」と聞くだけで、お墓じまいに真摯に向き合う姿勢が見られなかったりします。
まちなかステーションでは、直接お会いすることが出来なければ、私とあなたがお互いに墓じまいに関しての共通の認識を持てるか判断できず、墓じまいに向けてのお互いの意思統一を図ることも難しいと考えています。
インターネットなどでは、全国一律価格3万円などとうたっているところもあります。少し良心的なもので、お墓の面積何平米によって何万円からといったものもあります。しかし、寺院の中の墓地なのか公営墓地なのか、お寺さんとのおつきあいの度合いや年数、埋葬されているお骨の数、さらにはお墓の所在すらもわからないのに、簡単に金額が出せるホームページが私にはどうにも不思議でなりません。お墓じまいにきちんと向き合わないうちから、供養料や離檀料など見えるはずがありません。私が信頼を置いている熟練の石材業者は、「お墓の所在も見ないうちにいくらだなんて答えられるわけがない。重機が入れる現場かどうか、隣接する周囲のお墓との距離、墓石の劣化状況やお骨が埋蔵されているカロートと呼ばれる墓石の下の部分の状況は開けてみなければどうなっているかもわからない、これらを自分の目で見ないうちに作業料を見積もるなど、そんな無責任なことはできない」と言っていましたが、私も全く同感です。
変な話をするようですが、弊事務所はしつこい営業は一切いたしませんのでご安心ください。そもそも、お墓じまいは私が無理にお勧めしてまでやっていただく必要はないと考えています。お墓じまいが、あなたにとって本当に必要なものかどうか、そしてお墓じまいをすることで得られるメリット、もしかしたらお墓じまいの途中でちょっと嫌な思いをするかもしれない、それらをすべてあなた自身が受け止める覚悟が持てるかどうか、よくお考えになって下さい。それから、私どもは国家資格者たる法律専門職の事務所ですから当然営業マンなどいませんし、私自身が依頼者の専属担当となりますので、あなたが弊事務所と一緒にお墓じまいに向き合うのはちょっと無理だなという雰囲気を出している場合は、お互い時間も無駄になるので深追いはしている時間もないのです。
したがって、一度面談をしたうえではっきりお断りと頂けばそれ以降はお電話もしませんし、もちろんお伺いしたりもしません。お会いした際には要望を聞いたうえでの金額提示はいたしますので何度も引き延ばしたり、ということもありません。私どものこれまでの経験の中から、もっとも近いと思われる事例をいくつかお見せしながらおおよその金額をご提案するところまでお話しします。
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自分自身の権利を守り、要望を実現するためには、時間・費用・手間が掛かります。それらを避けてはおそらく不可能でしょう。もしも、あなたがご自分の権利を守り要望を実現したいと願うならば、私は、喜んで時間と手間を惜しみなく提供します。だから、あなたは責任をもって費用を負担してください。同じ方向を向いて、お墓じまいに向かって一緒に歩いて行きたい、そう思われる方は弊所にお越しください。心よりお待ちしております。