文章は読んでいるのに国語の問題が解けないのはなぜ?

みなさん、こんにちは。
国語専門オンライン学習塾 啓理学舎の篠田です。
「うちの子、国語がどうしても苦手で…」
「文章を読むスピードが遅くて、テストの時間が足りないみたい」
「読書を嫌がって、語彙力がなかなか増えない」
塾を開いていると、保護者の方からこのような切実なお悩みを本当によく伺います。
漢字ドリルをひたすら解かせたり、無理に難しい本を読ませたりしても、子どもがますます国語嫌いになってしまうだけですよね。
実は、国語の苦手意識を根本からひっくり返し、すべての教科の土台となる「基礎学力」を爆発的に伸ばす特効薬があります。
それが、私たちが指導の柱の一つとして据えている「古典素読(こてんそどく)」です。
今回は、なぜ国語嫌いの子にこそ「古典素読」が必要なのか、その秘密を分かりやすくお話しさせていただきます。
目次
そもそも「素読(そどく)」ってなに?
「素読」という言葉に、あまり馴染みがない方も多いかもしれません。
「音読」は聞き慣れた方が多いと思いますが、この「音読」の中に「素読」と「朗読」が含まれます。
学校で行う「朗読」は、文章の意味をしっかり理解した上で、感情を込めたり、声の大きさを変えたりして相手に伝わりやすく読む技巧です。
一方で「素読」とは、文章の意味を考えることなく、その字面をただ追って声に出して読むことを言います。
「意味も分からずに声に出すだけで、本当に効果があるの?」
そう疑問に思われるのも無理はありません。
しかし、歴史を振り返ると、素読は驚くほど圧倒的な実績を持った学習法なのです。
【歴史的な事実】
○江戸時代の子どもたち
寺子屋や藩校に通う子どもたちは、意味の解説を受ける前に、まずは漢文や古文の「素読」を徹底的に行っていました。
○語学の天才シュリーマン
40歳までに20カ国語以上を習得した考古学者シュリーマンの学習法は、マスターしたい言語の名文を「訳すことなく、毎日大声で素読する」ことでした。
意味の理解は、後からで全く問題ありません。
まずは美しい日本語の「音」をそのまま脳にインプットすることが、言語能力を開花させる最大の近道なのです。
啓理学舎が実践する、正しい「音」の身につけ方
啓理学舎の古典素読では、ただ闇雲に読むのではなく、科学的・アプローチに基づいた3つのステップを大切にご指導しています。
①「50音」の口の形をしっかり学ぶ
顎(あご)の形、唇の形、舌の調節を意識し、自分の脳に正しい「古代から伝わる日本語の音」を伝える練習をします。
②古文を「一音一音切って」音読する
大きな声で響かせながら、あえて意味は考えずに一音ずつ区切って読みます。
③「古い時代」の文章から「新しい時代」へと読み進める
8000年以上前とも言われる「カタカムナ文献」から始まり、奈良・平安・鎌倉・江戸時代の名文へと時代を順に下っていきます。
なぜ「古い時代」から順に読むの?
日本語のカナは、一音一音に固有の抽象的な大まかな意味(概念)が秘められています。
そのため、一音ずつ切って正しく響かせる練習をすると、文法を細かく習わなくても、自然と古典の意味が感覚的に分かるようになっていきます。
さらに、言語のルーツである「最も古い時代の音」を最初に習得しておくと、それ以降の時代(明治〜現代)の文章を読んだときに、脳が驚くほど楽に、スラスラと発声・理解できるようになるのです。
古典素読がもたらす「3つのすごい効果」
古典素読を継続すると、子どもの脳と言語能力に劇的な変化が現れます。
① 情報処理能力(基礎的国語力)が劇的にアップする
一音一音を切って読む練習は、文章を丁寧に読み解く「精読」の力を育てます。
・読書スピードが上がり、本を読むのを嫌がらなくなる
・読書量が増えることで、比例して語彙力や読解力が伸びる
・人の話を正確に聴けるようになり、学校の授業の吸収力が上がる
・動画(YouTubeなど)を1.5〜2倍速で聴いても、内容をスムーズに理解できるようになる
② 古典がスラスラ読めるようになる
「古文文法」の暗記に苦しまなくても、素読を重ねることで、古文に対する苦手意識が消え去り、大まかな意味が自然と頭に浮かぶようになります。
③ 脳が劇的に活性化する
現代文を普通に音読するだけでも脳には良い刺激になりますが、あえて意味を追わずに音を響かせる「素読」の方が、脳を活性化させる効果が圧倒的に高いことが実証されています。
つまり、
国語力がアップするだけでなく、国語以外のすべての教科をハイスピードで効率よく学ぶパワーが身につく
のです。
なぜ今、子どもたちに古典素読が必要なのか?
学校や社会において、一般的に「あの人は頭が良いなぁ」と言われる人がいますよね。
その正体は、突き詰めると「言語能力(国語力)が高い人」にほかなりません。
現在、私立・公立問わず、多くの大学が求めている学生は、次のような人物像です。
「難解な論説文を聴いて(授業)理解し、読んで理解して、さらに自分の考えを論理的な文章(レポートや論文)としてアウトプットできる子ども」
このような高度な言語能力の土台を、最も無理なく、かつ確実に作ることができる教育こそが、幼少期・学童期に行う「古典素読」なのです。
始めるなら、何歳からでも遅くありません!

古典素読のベストな推奨時期は、
理屈抜きで音をどんどん吸収できる「幼稚園の年長〜小学校低学年」
です。
意味の指導をしない分、幼年期の子どもが大好きな「繰り返し」の特性を活かして、ゲーム感覚で楽しくたくさんのインプットができます。
「うちの子はもう高学年(中学生)だから遅いかしら…」と思われた方も、安心してください。
小学生高学年、中学生、そして大人から始めても十分すぎるほど効果があります。
実は、私自身が「古典音読」を始めたのは50歳を過ぎてからです。
それでも、自分自身の脳や言語感覚が研ぎ澄まされていく効果を、はっきりと肌で実感しています。
国語が苦手で悩んでいる今だからこそ、難しい問題集はいったん横に置いて、日本の美しい名文の「音」をお子様と一緒に響かせてみませんか?
「古典素読」の詳細はこちら
↓『「基礎学力」を伸ばすためには…古典素読』↓
https://mbp-japan.com/kanagawa/pega-yk6/column/5210752/
啓理学舎では、お子様の年齢や習熟度に合わせて、楽しくステップアップできる「古典素読」の指導を行っています。
「うちの子の国語嫌いをなんとかしたい」
「実際のレッスンがどんな雰囲気か見てみたい」
と思われた保護者様は、ぜひお気軽に学習相談(無料)へお申し込みください。
オンラインですので、全国どこからでもご参加いただけます。
↓「コース/授業スタイル」↓
https://mbp-japan.com/kanagawa/pega-yk6/service2/
↓「学習相談(無料)のお申し込みはこちら」↓
https://mbp-japan.com/kanagawa/pega-yk6/inquiry/personal/
※「お問い合わせ内容」欄に「学習相談希望」とお書きください。
みなさまとお会いできるのを楽しみにしております!


